ヒップホップやネオソウル、ビート・ミュージックの様式を踏まえた新しいジャズが盛り上がりを見せているなかポリリズムの多用など現代的で複雑なビートを操る凄腕ドラマーの中でも注目のドラマーの1人であるRobert"Sput"Searightとパーカショニスト、Nate WerthによるユニットGhost-Noteのファースト・アルバムが完成。
西アフリカ、アフロキューバン、南米音楽のグルーヴが、ジェームス・ブラウン、Jディラ、ビースティー・ボーイズなどHIP HOPのフィルターを通過し発信される究極のグルーヴ。ドラムとパーカッション、マレット・パーカッションXylosinth、MPCをメインで構成され時にミニマル、時にプログレッシヴに展開するブラックミュージックに根ざしたグルーヴは、唯一無二。
注目のゲストミュージシャンが参加。名門スタックス・レーベル一押しのアーティスト、エンダンビ、勢いにのっている旬のバンド、スナーキー・パピーのメンバー、Sly 5th AveことSylvester Onyejiaka、エリカ・バドゥのバンドで活躍するCleon Edwardsらも参加。
DVDにはアルバム全曲分の映像とボーナス映像を収録。
発売・販売元 提供資料(2016/01/06)
スナーキー・パピーのドラム、ロバート・シーライトが突如RSVPレコード発足を発表し、その第一弾としてリリースされたのが同じくスナーキー・パピーのネイト・ワース(per)とロバートの二人で陰ながら進めてきたGHOST-NOTEである。ポリリズムなど超絶テクニックをアナログなビートで刻み、アフロキューバン、ブラジリアンサンバの激しいグルーヴを感じさせてくる。その箇所箇所に入ってくるマリンバやドラムにかかるエフェクトのデジタルな部分がより一層ビートを際立たせる。ふとした瞬間に「ここで!?」と思ってしまうような一打についドキッとさせられてしまう。タイトル通り身体中が鼓舞され落ち着いては聴けない作品。
intoxicate (C)川崎耕平
タワーレコード(vol.120(2016年2月10日発行号)掲載)