USギター界の重鎮ビル・フリーゼルが、OKehレーベルからの第3弾スタジオ・アルバムをリリース。約1年3カ月ぶりとなる本作は"映像音楽"をテーマに、『007』『ウエスタン』」等、1960年代のハリウッド映画からの音楽や1950~1960年代ヒットしたTV番組音楽等を選曲。ビルのギターから古き良き時代のアメリカが透けて見えてくるような、心の風景がたちのぼる作品。チャーリー・ヘイデンの娘ぺトラの神秘的な声がサウンドスケープに陰影を加えている。 (C)RS
JMD(2015/12/17)
オーケーからの3作目はまたしてもユニークなルーツ探訪作品となった。今回のテーマは〈映像音楽〉。バーナード・ハーマンやエンニオ・モリコーネら冒険心に溢れた作曲家の名旋律を、エスプリの効いた独特な音色で料理していく匠。その味わいはドリーミーにしてピリッとスパイシーだ。郷愁感たっぷりのスタンダード曲で登場する心を溶かすような女性ヴォーカルが、ヘイデン・トリプレッツのペトラっていうのも最高。
bounce (C)桑原吏朗
タワーレコード(vol.388(2016年2月25日発行号)掲載)
ビル・フリゼールのOkeh移籍三作目は、『星に願いを』と題され、クラシックフィルムや50~60年代のテレビ番組からモチーフを得た作品で構成される。一から紡ぎあげたような緻密な編曲により名曲に新たな顔を与え、ヴィオラ奏者の盟友エイヴィン・カンを前面に据えコンテンポラリーでシリアスなムードに仕上げた楽曲とアメリカーナなムードを行き来する様はどちらもビルフリの得手であり彼の音楽のヴァラエティを存分に楽しめる。表題曲や《ムーン・リヴァー》でチャーリー・ヘイデンの愛娘ペトラ・ヘイデンによる優しく艶やかなヴォーカルが差し込まれれば、この上なく暖かい気持ちに包まれる。
intoxicate (C)片切真吾
タワーレコード(vol.120(2016年2月10日発行号)掲載)