名プロデューサー、デンジャー・マウスによる新レーベル“30th Century Records"のレーベル・コンピレーション
プロデューサーとしてこれまでにゴリラズ、ベック、ノラ・ジョーンズ、ザ・ブラック・キーズなど数々の大ヒット作を手掛け、またミュージシャンとしてもシー・ロー・グリーンと組んだナールズ・バークレイや、ブライアン・バートン(The Shins)と組んだブロークン・ベルズ等で活躍するデンジャー・マウスが、コロムビア・レーベルと組んで新レーベル“30th Century Records"を2015年設立! そのお披露目第一弾としてリリースされるレーベル・コンピレーションが今作だ。デンジャー・マウスといえば、大ヒットメーカーでありながら、メインストリームに与しない常にエッジ―な音作りが魅力。このレーベル・コンピレーションではギター・サウンドをメインにしたエレクトリック・ポップを、デンジャー・マウスがセレクトしている。先行して公開された収録曲「Lose Your Illusion」はマルチ・インストゥルメンタリスト、サム・コーエンによるもので、デンジャー・マウス自身も参加しており、サイケでミニマル、哀愁も漂うサウンドを聴かせてくれる。3曲目「Change My Head」のAutoluxは2016年に30th Century Recordsからデビューが予定されている新人。ビヨンセのプロデュースで注目を集めるBOOTSがプロデューサーで参加しており、こちらの最先端サウンドも注目だ。ポップ・ミュージックの深淵を常に探求するデンジャー・マウスによる新レーベル。その世界観を告げる音楽ファン注目の一枚。
発売・販売元 提供資料(2015/11/26)
デンジャー・マウスが新設したレーベルのお披露目コンピ。ダルダルのシューゲイズ・ポップを展開するオートラックス(プロデュースはブーツ!)や、柔らかなノイズを纏って奇形フォークを歌うサム・コーエンなど、アルバム・デビューを控えるネクスト・ブレイカーが目白押しで、インディー愛好家なら青田買い的にチェックしておきたいところ!? そうでなくても、盟友ダン・オーバックが率いるアークスの新曲や、オープニングを飾るアパッチ・サンのスモーキーなサイケ・ガレージは、昨年の危険鼠ワークを代表するエイサップ・ロッキー『At. Long.Last.A$AP』と並べて聴くべき逸品です。いろいろな角度から主宰者のアメリカン・ゴシック趣味が垣間見られる、非常に興味深い全11曲!
bounce (C)山西絵美
タワーレコード(vol.387(2016年1月25日発行号)掲載)