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「聴くこと」の革命 ベートーヴェン時代の耳は「交響曲」をどう聴いたか

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フォーマット 書籍
発売日 2015年10月24日
国内/輸入 国内
出版社アルテスパブリッシング
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784865591309
ページ数 336
判型 A5

構成数 : 1枚



プロローグ 思いがけない曲種──交響曲の興隆

第一章 想像力をもって聴くこと──美的関心の革命的変化
カントからホフマンへ
観念論、そして、知覚についての知覚の変化
観念論と聴取の新たな美学

第二章 思考としての聴取──修辞学から哲学へ
修辞学的枠組みにおける聴取
哲学的枠組みにおける聴取
哲学としての芸術

第三章 真理を聴く──ベートーヴェンの第五交響曲
無限なる崇高
認識としての歴史
意識と無意識の統合
有機的まとまり
崇高なるものを超えて

第四章 美的国家を聴く──コスモポリタニズム
交響曲、共同体の声
個人と社会の統合:差し迫った要求
有機的組織体としての国家
シラーの美的国家の思想
ゲーテの教育州

第五章 ドイツ国家を聴く──ナショナリズム
ドイツ・ナショナリズム
「ドイツ的な」曲種としての交響曲
音楽祭:演奏のポリティックス
民主制としての交響曲

エピローグ 形式を聴く──絶対音楽という避難所

略記一覧

訳者あとがき
参考文献
翻訳引用・参考文献
索引

  1. 1.[書籍]

交響曲はなぜ偉大で崇高なのか?
音楽を聴くことはいつから真理の探究と等しい行為になったのか?──

1800年をまたぐ数十年間に、人々はそれまでとは違うやり方で音楽を聴き始める。器楽曲は思想を伝え、真理を告げ、理想の国家を表象する媒体となった。美学上の革命と社会革命とが合流を遂げたこの時代、聴衆の<耳>は交響曲に何を聴くようになったのか──。ベートーヴェン時代の人々の感性に大胆にアプローチした画期的な音楽論。

音楽学者ボンズの主著Music as Thought(2006)を、日本を代表する作曲家と気鋭の音楽学者が翻訳。

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