東京インディー・シーンで注目を集める男女4人組バンド、Taiko Super Kicksのファースト・フル・アルバム。前ミニ・アルバム『霊感』より静かなる進化/変化を遂げたバンドによる、限りなくおおらかなメロディーと軽やかな実験精神が結実した意欲作。ミツメ~坂本慎太郎の間をゆく白昼夢のように幽玄と立ち上るソフトロック・ポップスが誕生。 (C)RS
JMD(2015/11/11)
東京インディー最後の至宝Taiko Super Kicks、待望のファースト・フル・アルバム!前作『霊感』より静かなる進化/変化を遂げたバンドによる、限りなくおおらかなメロディーと軽やかな実験精神が結実した意欲作です。ミツメ~坂本慎太郎の間をゆく白昼夢のように幽玄と立ち上るソフトロック・ポップス堂々誕生。ソウル、アンビエント、プログレ、AOR、ノイズなど彼らなりの音楽アプローチを経て豊かな音楽性を獲得、昼下がりの陽光を浴びるような心地良くも叙情的で憂いに満ちた日常讃歌。たとえるなら、Yo La Tengo の自由でオルタナティヴな空気感、『The Bends』期のレディオヘッドの様な荒々しくもイノセントなメロディ、そして、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのような柔らかく激しい内省を湛えた音楽。ファースト・アルバムにして、その音楽的成長を刻んだ彼らなりの美学が込められたひとつの到達点。レコーディング、ミックスはトクマルシューゴ、蓮沼執太、森は生きている、D.A.N. 諸作でも知られる葛西敏彦が手掛ける。
P-VINE
発売・販売元 提供資料(2015/10/27)
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド~ヨ・ラ・テンゴの系譜に連なるサイケ・ロックを、AORやソウルを背景とした端正なポップスとして鳴らし、東京インディーの〈いま〉を体現した初のフル・アルバム。曲調が穏やかなトーンで貫かれているぶん、ここぞという場面で立ち現れるファズ・ギターが非常に効果的だ。シャムキャッツやミツメなどの先輩バンドを見据えつつ、新たな顔役として名乗りを上げるに十分な仕上がり。
bounce (C)金子厚武
タワーレコード(vol.386(2015年12月25日発行号)掲載)