シカゴを拠点とするインストゥルメンタル・ロック・バンド、トータス。ポスト・ロック・シーンを牽引し、その代表的存在として君臨する彼らが、約7年ぶり(2015年時)に放つ通算7枚目のアルバム。ヨ・ラ・テンゴのジョージア・バブリーが歌う、意外なほどまっとうなバラッドも聞きもの。 (C)RS
JMD(2015/10/30)
ポスト・ロック人気が復活しつつあるなか、シカゴの重鎮が7年の沈黙を破って新作を発表だ。ダブ、ミニマル、エレクトロニカ、プログレなどを跨いだ音作りは相変わらずだが、冒頭の都会的なフュージョン・ジャムをはじめ、いつもよりキャッチーで風通しは良好。また、複数の歌モノを用意しているのも彼らにしては珍しく、とりわけヨ・ラ・テンゴのジョージアがマイクを握る正統派のバラードに驚かされ、そして泣かされた。
bounce (C)人與拓馬
タワーレコード(vol.387(2016年1月25日発行号)掲載)
バトルスに続きトータスの新作リリースが7年ぶりに決まり、新旧ポスト・ロックの顔役が揃い踏み! これまでと同様、緩急自在に楽器を操り、湿り気を帯びたセンチメンタルなメロディを乗せるトータス節は、この長いインターバルを微塵も感じさせない程。そうはいってもそこはトータス。2本の柔らかいメロディを重ねる立ち上がりから、後半シンセを明滅させ激しさを増す先行シングル《Gesceap》やデヴィッド・エセックスのヒット曲《Rock On》の重厚なカヴァー、ヨ・ラ・テンゴのジョージア・ハブリーが参加したソウルフルな歌もの《Yonder Blue》など、予想だにしない曲を放り込む憎い演出もアリ!
intoxicate (C)青木正之
タワーレコード(vol.119(2015年12月10日発行号)掲載)