アヴリル・ラヴィーンが、衝撃のデビュー作『レット・ゴー』から2年後にリリースしたセカンド・アルバム。従来のキャッチーかつパンキッシュなロックンロールに加え、リンキン・パークらを手がけるプロデューサー、ドン・ギルモアや元エヴァネッセンスのベン・ムーディらを招くなど、オルタナティヴなロック色を増した作品。米英チャートで1位を記録したほか、日本でも初のチャート1位を獲得。2004年作品。 (C)RS
JMD(2015/10/31)
全世界で2,000万枚ものセールスを記録し、ストリートに根ざしたリアルなメッセージとそのスタイルで、あらゆるポップ・ミュージックの色調を〈アヴリル・カラー〉に変えてしまった衝撃的デビュー・アルバム『Let Go』から2年……。さまざまな経験を重ねて強靭になった彼女が、全世界待望のセカンド・アルバム『Under My Skin』でふたたびシーンに揺さぶりをかける! 先行シングル“Don't Tell Me”で一聴瞭然、駄々っ子のようだった前作に比べて曲調と歌詞は強さと奥深さを増し、感情の起伏をよりへヴィーかつ豊かに束ねた歌に込める声は、彼女がリスペクトをするアラニス・モリセットにも負けない説得力がある。これは超問題作にして大傑作だ! アヴリルも今年で20歳になり、ティーンを卒業する。現在ティーンであるみなさんも、彼女のこのアルバムと共に恐れず大人になっていってほしい!と、お兄さんは心から願っています。
bounce (C)冨田 明宏
タワーレコード(2004年06月号掲載 (P65))