世界的ヒット作『TOURIST』から15年、あの男が帰ってきた!ジャズxエレクトロの先駆者、ST. GERMAIN(サンジェルマン)、今世紀初めてのニュー・アルバムをリリース!
2000年アルバム『TOURIST』が世界で300万枚以上のセールスを記録し、各国のステージを沸かせたジャズxエレクトロの先駆者、ST.GERMAIN(サンジェルマン)。21世紀に向けて"ジャズの来るべき形"を提示した彼が、実に15年振りとなるニュー・アルバムを完成させ、シーンの最前線に戻ってきた。
"フレンチ・ジャズ"にハウスやエレクトロの要素を融合させ、20年にも亘り常にシーンの最前線で活躍してきたサンジェルマンだが、最新作『ST. GERMAIN』ではアフリカ出身のミュージシャンとのコラボレーションを披露。Kora、balafon、n'goniといったマリの楽器と、エレクトリック・ギターやピアノ、サックスやループといった定番の楽器を組み合わせ、ST.GERMAINならではのクールなジャズxエレクトロ・サウンドをさらに進化させたアルバムが完成した。
既にアルバムはNPRやTHE GUARDIAN等の英米メディアのレビューでピックアップ!高い評価を集めている。ファースト・シングルとなる「Real Blues」は、Lightnin' Hopkinsの"You Caused My Heart To Weep"をサンプリング、そこにワイルドなドラムスとパーカッションのビートに融合させた、高揚感溢れるナンバー。
インパクト溢れる「マスク」のアートワークは、今フランスで注目を集めるモンマルトルの3Dアート作家、GREGOS。彼は、ST.GERMAINの本作の為に、アルバムのジャケットに使用されているものだけでなく、様々なパターンのマスクを制作しているそう。
発売・販売元 提供資料(2015/10/13)
Clash (Magazine) - "[T]his is strictly a diffuser of pent-up situations, perfectly balanced between the background and forefront of your get together."
Rovi
まさかサンジェルマンの新作が聴けるとは! 90年代に秀逸なジャズ・サンプル使いでフレンチ・ディープ・ハウス・シーンの立役者となり、名作『Tourist』(2000年)でその名を不動のものとした彼。その後は音沙汰がなかったものの、この新作で15年ぶりに復帰となりました。本作はアフリカ色が濃く、使われている楽器やリズム・パターン、フィーチャーされている歌も含めてアフロセントリックな雰囲気。それが彼のフィルターを通すことでクールに洗練され、独特な深みが増幅されていて実に素晴らしい。もともとクロスオーヴァーなスタンスでやっている人なので混ぜ方が巧いというか、サンジェルマンらしさが出ています。これまた長く付き合っていけそうなクラシック確定盤ですな。太鼓判押します!
bounce (C)池田謙司
タワーレコード(vol.385(2015年11月25日発行号)掲載)