| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2015年08月10日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 音楽之友社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784276101623 |
| ページ数 | 152 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
目次 : 日本語版について
まえがき
序論 調性とその様々なモデル
構造主義言語学からシステム理論まで
1.音楽と言語
2.『一般言語学講義』(1916)の要点と調性音楽
3.構造主義、ゲシュタルト理論、システム理論
第1章 音程と協和
1.平均律において「合っている」ということ
2.オクターヴ、完全5度、完全4度
3.長短3度ならびに長短6度
4.長短2度ならびに長短7度
5.増音程と減音程
6.増4度、減5度、増5度
第2章 ラモーの理論とその先駆
はじめに
1.ザルリーノ:長短の対のシステムの誕生と、ひとまとまりの構造としての「ハルモニア・ペルフェッタ harmonia perfetta」
2.リッピウスと母構造としての三和音(1612)
3.ラモーと根音バス(1722)
第3章 短調論
1.長短の和声二元論
2.旋律から見る短調と和声から見る短調
3.ショパンとシューマンの事例
第4章 数字付け〔あるいは、数字による表記法〕と調性の諸機能
1.数字付け〔あるいは、数字による表記法〕の概要
2.和音を構成する音程の数字による表記法
3.音度と根音バスのローマ数字による数字付け〔あるいは、数字による表記法〕とリーマンの調機能
4.英語圏の数字表記法
第5章 古典期の調性に潜むもの
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番
プレスティッシモ楽章におけるソナタ形式と四小節枠
1.主題、楽節、四小節枠:その技術的・歴史的展望
2.ピアノ・ソナタ 作品109のプレスティッシモ楽章
第6章 協和と不協和、弛緩と緊張、安定性と不安定性
シューマンの<詩人は語る>を例に
1.問題の状況
2.不安定性を計るものさしとしての和音の「緊張係数」
3.シューマンの<詩人は語る>
第7章 シェンカーの理論とシェーンベルクの理論
1.ハインリヒ・シェンカーと『自由作法』(1935)に見る究極の還元
2.アルノルト・シェーンベルクと『和声の構造的諸機能』
第8章 その先の調性、あるいは、調性の先
1.発展変化の土台:19世紀にける和声と調性の実践
2.20世紀の大改革
結び
参考文献
訳者あとがき
日本語版について/まえがき
●序論 調性とその様々なモデル 構造主義言語学からシステム理論まで
1.音楽と言語/2.『一般言語学講義』(1916)の要点と調性音楽/3.構造主義、ゲシュタルト理論、システム理論
●第1章 音程と協和
1.平均律において「合っている」ということ/2.オクターヴ、完全5度、完全4度/3.長短3度ならびに長短6度/4.長短2度ならびに長短7度/5.増音程と短音程/6.増4度、減5度、増5度
●第2章 ラモーの理論とその先駆
はじめに/1.ザルリーノ:長短の対のシステムの誕生と、ひとまとまりの構造としての「ハルモニア・ペルフェッタ harmonia perfetta」/2.リッピウスと母構造としての三和音(1612)/3.ラモーと根音バス(1722)
●第3章 短調論
1.長短の和声二元論/2.旋律から見る短調と和声から見る短調/3.ショパンとシューマンの事例
●第4章 数字付け〔あるいは、数字による表記法〕と調性の諸機能
1.数字付け〔あるいは、数字による表記法〕の概要/2.和音を構成する音程の数字による表記法/3.音度と根音バスのローマ数字による数字付け〔あるいは、数字による表記法〕とリーマンの調機能/4.英語圏の数字表記法
●第5章 古典期の調性に潜むもの
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番―プレスティッシモ楽章におけるソナタ形式と四小節枠
1.主題、楽節、四小節枠:その技術的・歴史的展望/2.ピアノ・ソナタ作品109のプレスティッシモ楽章
●第6章 協和と不協和、弛緩と緊張、安定性と不安定性-シューマンの<詩人は語る>を例に
1.問題の状況/2.不安定性を計るものさしとしての和音の「緊張係数」/3.シューマンの<詩人は語る>
●第7章 シェンカーの理論とシェーンベルクの理論
1.ハインリヒ・シェンカーと『自由作法』(1935)に見る究極の還元/2.アルノルト・シェーンベルクと『和声の構造的諸機能』
●第8章 その先の調性、あるいは、調性の先
1.発展変化の土台:19世紀にける和声と調性の実践/2.20世紀の大改革
結び/参考文献/訳者あとがき/人名索引(和文/欧文)
フランスの学問的伝統に立ち、「調性音楽とは何か」を読者とともに見つめ直す思索の書。これから調性音楽の思索に入ろうとする者が、ぜひ知っておくべき基本的事項(音程と協和、長調と短調等々)が綿密に再検討され、そうした知識を踏まえ、ベートーヴェン、ショパン、シューマンの楽曲について、論理的・分析的探求がスリリングに展開される。読者は本書を通じて、感覚的理解と知的理解が橋渡しされる特権的な場所としての音楽、そしてそれを可能にする音楽の理論的・分析的考察の重要性を再認識するであろう。かのデカルトを生んだ国の著者ならではの、「数字付け」の規則の明晰な説明、反行短調から見た「ナポリの六」の斬新な解釈など、読みどころ満載。わたしたちにとって最もありふれた音楽でもある調性音楽を正面から取り上げた本として、音楽に関心のあるすべてのかたに自信をもってお勧めする。

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