クラシック
CDアルバム

Haydn:Die Schopfung / Igor Markevitch(cond), Berlin Philharmonic Orchestra, Irmgard Seefried(S), etc

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フォーマット CDアルバム
発売日 1999年05月07日
国内/輸入 輸入
レーベルDG Deutsche Grammophon
構成数 2
パッケージ仕様 -
規格品番 4373802
SKU 028943738026

構成数 : 2枚
合計収録時間 : 00:00:00

  1. 1.[CDアルバム]
    1. 1.
      The Creation, H 21 no 2
  2. 2.[CDアルバム]

作品の情報

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マルケヴィッチの指揮する ハイドンのオラトリオ『天地創造』!

🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2
ガブリエル/エヴァ:イルムガルト・ゼーフリート
ウリエル:リヒャルト・ホルム
ラファエル/アダム:キム・ボルク
ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,
指揮とチェンバロ:イーゴル・マルケヴィッチ
レチタティーヴォはモダンチェンバロとチェロの伴奏。歌の部分でのチェンバロの(通奏低音)参加はありません。
1955年5月のモノラルのセッション録音です。

マルケヴィッチの指揮は、キビキビとした 竹を割るような切れ味鋭いスタイル。そして曲(フレーズ)の最後に、アインガンクの代わりになるようになテンポの変化を加えて、ロマンチックな表情を作る対比が鮮やか。その他はオーケストラと合唱の能力を最大限発揮させた、ダイナミックな『天地創造』になっています。
描写音楽の箇所も、楽譜通りではあるものの、ダイナミックを大きく、テンポの緩急巧みな表情づけが見事です。

ソロの歌唱は スコア通りの端正な歌唱。
ゼーフリートは少し鼻にかかった甘い声。ビブラートが小さいので宗教音楽に合った歌唱です。
ホルムの表情豊かな軽い歌唱は 20世紀前半のロマンチックな風を感じさせるもの。
ボルクのふくよかで温かい低音による歌唱も魅力的。
合唱も、モノラル時代の録音としてはきわめて明快な、歌詞がしっかり聴きとれる 整えられた美しい歌唱です。

気になる点といえば、CDの1枚目から2枚目へと交換する箇所が 第2部の真ん中。音楽の構成を無視した、LP時の盤面割りをそのまま編集をしたことが残念です。

第2次大戦後、カラヤンの一時代前の巨匠の時代の香りの『天地創造』の素晴らしい記録です~➀原典主義のモダンオーケストラ→②モダン室内オーケストラによる古典派音楽の再考→③ピリオド楽器による時代考証の探求→④音楽ホールでの公演を行うための古楽とモダンのスタイル融合、の➀~④のもうひとつ前の時代です~。
『天地創造』を初めて聴く方は、上記➀~④の気になるスタイルの盤から聴くのがお薦めです。そのどれかを聴かれたあと ➀の前の時代が気になる方に真っ先にお薦めてきるのが このアルバムです。その時代の『天地創造』のアルバムとして オススメ度を『5』にしました。
2025/12/17 北十字さん
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