2015年7月惜しくもその生涯を閉じたイギリスが誇る巨匠ピアニスト、ジョン・テイラーの2014年11月録音作品。カート・ヴォネガットの短編小説『ハリスン・バージロン』にインスパイアされたもので、タイトルの『2081』は、物語が設定された年。全曲、ジョン・テイラーの作曲で、作詞と歌を担当するAlexと、ドラマーのLeoは、ジョン・テイラーの息子たち。作品は、ジョン・テイラー一家を中心にしてつくられています。ヴォネガットが描いた小説の主題は、"すべてが平等となった世の中"の皮肉。平等であることを維持するための大きな矛盾を、救い難い陰鬱さと、ある種の滑稽さも交えて描いた小説はもちろんのこと、その世界を、美しくもある種の狂気や不可思議なムードで描き上げるジョン・テイラー・ファミリーの手腕も驚くべきものがあります。チューバには、デレク・ベイリーや、エルメート・パスコアールといった数々の鬼才を始めとし、ロンドン拠点の数々のオーケストラで活躍する気鋭のオレン・マーシャル。 Cheltenham Jazz Festival のために、フェスのスポンサーを務めるBBCラジオに作品を委託されたのが原点で、初演は2012年。当初オクテットで構想されたものを、このレコーディングのためにカルテットに編曲しています。
発売・販売元 提供資料(2015/10/20)