矢野顕子がプロデュースする上質なテクノPOPS=「オトナテクノ」第2弾。テクノ創成期を自ら体感、そして数々の曲を生み出した矢野がさらに深化させたオトナテクノミュージックを世に送る。冨田恵一、tofubeats、Seiho、AZUMA HITOMI、Ovall等、気鋭のアーティストを招集。YMOのサポートメンバーだった矢野顕子が名曲"Tong Poo"を新たにSeihoをアレンジ&サウンドプロデュースに迎えてカバーをし、ゴジラでお馴染み"モスラの歌"、はっぴいえんどの"颱風"、名曲"悲しくてやりきれない"を4打ちでアレンジしカバーしている。また、新曲"Welcome to Jupiter"にはtofubeatsと制作するなど、矢野顕子の独自の視点で変幻自在のピアノとテクノを融合したジャパンテクノポップスの傑作。
ビクター
発売・販売元 提供資料(2015/07/30)
オフヴォーカルにし矢野顕子のピアノと各ビートメイカーのトラックのみで再ミックスされたオトナテクノトラック集。矢野顕子の奏でる音の本当の凄さ・技術がよりわかるファン・ビートメイカー好き必聴のディスク。 (C)RS
JMD(2015/07/30)
〈オトナテクノ〉を掲げ、楽曲ごとにさまざまなトラックメイカーを迎えたフル・アルバムの第2弾。冨田恵一が繊細なシンセワークで包んだナンバーや、柔和な音像が心地良いAZUMA HITOMIアレンジの楽曲群など、彼女らしいチャームを備えたテクノ・ポップが並ぶ。一方でグルーヴに力点を置いた楽曲が目立つのも本作の特色かもしれない。Seihoが手掛けたYMO"Tong Poo"のカヴァーとtofubeatsによる表題曲はいずれもシンセ・ファンクと形容できるし、Ovallを迎えた楽曲に至っては生演奏を活かしたド直球でファンキーな仕上がりなのだ。ここでの〈テクノ〉はテクニカルなパフォーマンスの意味も? ……というのは深読みかもしれないが、当人の卓越した歌とピアノこそが肝なのは間違いない。
bounce (C)澤田大輔
タワーレコード(vol.383(2015年9月25日発行号)掲載)