約2年半振り6枚目のフル・アルバム。メッセージを強く打ち出した前作『Best Wishes』では影を潜めていた横山健が持つパンクロックのもうひとつの側面〈ユーモアさ〉、そしてサウンド面でのバラエティの豊かさが今作の特徴。スピード感溢れるパンクサウンド、スカパラ谷中氏のバリトン・サックスをフィーチャーした楽曲、ストリングスを取り入れたバラード、オルガンを取り入れたカヴァーなど、パンクの域を軽く飛び越えた仕上がり。とにかく聴き応え抜群の12曲。
スペースシャワー
発売・販売元 提供資料(2015/07/16)
Ken Yokoyama、通算6枚目のフル・アルバム。東日本大震災以降のメッセージを強く打ち出した前作『Best Wishes』で影を潜めていた横山の"ユーモアさ"が本作で回生。先行シングル「I Won't Turn Off My Radio」等のスピード感溢れるパンクはもちろんのこと、谷中敦のバリトンサックスを大胆にフィーチャーした「Roll The Dice」、ストリングスを取り入れたバラード「A Beautiful Song」など、パンクの枠を飛び越えたパラエティ豊かなサウンドを聴かせる一枚。 (C)RS
JMD(2015/07/16)
みずからのルーツである50~60年代のロックンロールに傾斜した作風で、ポップ感が倍増した甘酸っぱいメロディーラインが実に良い。ホーンを大胆に導入したノリ抜群の"Roll The Dice"やストリングスを配した大らかなバラード"A Beautiful Song"など、異色のナンバーに驚く人もいるかもしれないが、不思議と違和感はない。断固支持したい。
bounce (C)荒金良介
タワーレコード(vol.382(2015年8月25日発行号)掲載)