ドリームポップとニューウェーブに影響を受けた4人組ロックバンド、PELICAN FANCLUBがDAIZAWA RECORDSから堂々デビュー。今作のテーマは"謎(=ハッキリ分からない感覚/人の中にある痒い部分)"。表面に写る事象、それを薄皮一枚捲った部分が謎、さらに内側を探った中身が真実。表層と根本を同時にみつめる複眼的な視点がこの作品を冷たく、また同時に暖かくも感じさせる。 (C)RS
JMD(2015/06/13)
ドリーミーな狂気が作る音の洪水、透徹した意思が光る歌。ドリームポップとニューウェーブに影響を受けた4人組ロックバンドPELICAN FANCLUBが〈DAIZAWA RECORDS〉から堂々デビュー。多様な音楽をポップに吸収し放出したバンドサウンド、エンドウアンリ(Gt、Vo)が書く、異なる景色を同時に見せる思慮深い歌詞が魅力で、ライブハウスを中心に話題に。今作のテーマは「謎(=ハッキリ分からない感覚/人の中にある痒い部分)」表面に写る事象、それを薄皮一枚捲った部分が謎、さらに内側を探った中身が真実。表層と根本を同時にみつめる複眼的な視点がこの作品を冷たく、また同時に暖かくも感じさせる。楽曲の多様性とジャンルレスな部分も含めて出せる側面を全て出す事ができたので、アルバムタイトルをセルフタイトルの『PELICAN FANCLUB』としました。眩しい程ドリーミーで浮遊感のあるサウンドスケープと轟音ギター、透明感あふれる真っ直ぐな歌が圧倒的で単純に胸がざわざわする今作を持って2015年を躍進するPELICAN FANCLUB。これからをご注目下さい。
DAIZAWA RECORDS/UK.PROJECT inc.
発売・販売元 提供資料(2015/06/09)
asobiusに続くUKプロジェクトの有望株は、2012年結成のこの4人組! セルフ・タイトルとなるセカンド・ミ二作で彼らは物事の表裏一体に着目し、〈純粋に思うことが出来ないけれど信じていたい〉("Chilico")と、摂理に抗うように絶望と希望を歌う。ゾッとするくらい危うい言葉でも、鮮やかな轟音や、ネオアコ~マンチェの揺らめきと美しさが漂うメロディーですっぽり包み込むのが強みであり、個性。
bounce (C)田山雄士
タワーレコード(vol.382(2015年8月25日発行号)掲載)