世界的人気を誇るクァンティックが、今度はジャズにフォーカスした生バンド・プロジェクトを始動。
音楽に対して、誰よりも貪欲な探究心の持つクァンティックことウィル・ホランド。エレクトロニックなソロ作品から、生楽器によるファンク/ソウルのフル・バンド、クァンティック・ソウル・オーケストラやコンボ・バルバロを経て、ラテン、アフリカン、そしてカリビアン・スタイルまで、多岐に亘る15作以上のアルバムをリリースし、現代の音楽界における重要な開拓者の1人として名声を博してきた。2014年初頭にはコロンビアからニューヨークに移住し、スタジオ・アンサンブルに重きを置いたインストゥルメンタル・ジャズやソウルのレコードに対する熱い思いを再認識したクァンティックは、伝統的なライヴ・レコーディングでの制作方法に敬意を払うと同時に、ロサンゼルスで一緒に仕事をしてきた多くのミュージシャンと再びコラボレートするため、新たな生ライブ・プロジェクト、ザ・ウエスタン・トランシエントを立ち上げた。今回のバンドはとにかくメンバーが豪華かつ超本格派。
クァンティック作品にはお馴染みのパーカッション奏者のウィルソン・ヴィヴェロスやサックス奏者のシルヴェスター・オニェジアーカに加え、アンチバラス、ブレイケストラ、ライ、セウ・ジョルジらが絶大な信頼を寄せるトランペッター、トッド・サイモン、さらにケンドリック・ラマー、フライング・ロータス、カマシ・ワシントンら今熱い注目を浴びる西海岸の新世代ジャズ・シーンの主役達がこぞって起用するエレクトリック・ピアノ奏者のブランドン・コールマン、ミシェル・ンデゲオチェロも認めるベーシストのゲイブ・ノエル、ビルド・アン・アークのメンバーであり、ムラトゥ・アスタトゥケ作品にも参加しているパーカッション奏者のアラン・ライトナーというクァンティックが心から尊敬するという素晴らしいミュージシャンを集めてバンドを結成。レコーディングにはAMPEX社の16トラック・オープンリール・テープレコーダーを用いるなど、細部にまでこだわって制作されている。またフライング・ロータス作品を手がけるスティーヴン・セラートによって、美しくデザインされたアートワークとブックレットには、映像作家B+によって撮影された写真が使用され、クァンティック本人による作品解説や今作で使用された機材の詳細が含まれる。
発売・販売元 提供資料(2015/06/08)
ファンク/ソウルからラテン、アフロ、カリビアンなど、音楽性の変化に伴って世界各地を転々とし、現地ミュージシャンとのコラボを成功させてきたクァンティック。NYに拠点を移して始動させた新プロジェクトによる本作では、完全インストの生ジャズ・スタイルを聴かせてくれます。すごくオーソドックスで雰囲気モノみたいな感じもありつつ、アンサンブルや録音にこだわった素晴らしさも聴き込むほどに堪能できます。
bounce (C)サクライマー
タワーレコード(vol.381(2015年7月25日発行号)掲載)