自尊心の高いノース・ロンドン出身の若いバンドが膨大な時間をi-Phonesでリミックスをブログからダウンロードしたりしているのが当たり前だと考えるであろう、78回転のレコードを作るのではなく。しかし、rock & rollに夢中の二人の女の子と一人の男の子からなる兄弟、Kitty, Daisy & Lewisは他の並大抵のバンドとは違う。3人の兄弟は最初、ノース・ロンドンにあるカントリーとロカビリー・ジャムのパブにてステージにあがった。5年後、50sの音楽、ファッション、テクノロジーに夢中の家族は、評判の高いギグとフェスティバルの出演によって、オーディエンスの間で口コミを広げ、Rob da BankのSunday Bestというレーベルより初めてのアルバムをリリースすることとなった。
マルチ-インストロメンタリストのKitty, Daisy & Lewisはギター、ピアノ、バンジョ、ラップ・スティール・ギター、ハーモニカ、ダブル・ベース、ウクレレ、トロンボーン、アコーディオンを演奏する。アルバムは見事に徹底的にデジタルなしのアナログでLewisと彼の父親によってケンティッシュ・タウンの家のスタジオにてレコーディングされた
自分の音楽にこだわり、それについて情熱的に話すLewisは78回転のレコードでDjをし、彼の姉妹達とレコーでイングしていない時は自分でレコードを作っている。彼らのパフォーマンスにインスパイアしているこの以上なまでのヴィンテージ・ミュージックに対する情熱は、彼らのコンピレーション『A to Z - Kitty, Daisy & Lewis - The Roots Of Rock n Roll' 』 は英ガーディアン紙の2007年の‘アルバム・オブ・ザ・イヤー'に選ばれ、5点中5点を獲得している。音楽的な機械化で無駄なことはないが、彼らのデビュー・アルバムは、彼らのライヴ・ショーをUKで最も素晴らしく、最も純粋な喜びにする、情熱、緊迫感、そして純粋な生きる喜びと共に鳴らされている。学校と学校からの課題と両立してレコーディングされたこのアルバムは、父親が彼らの幼い頃に歌ってくれた曲とLewisによって書かれ、後期の素晴らしい Otis Spann (Chess Records)にインスパイアされたというハートが張り裂けてしまいそうな「Buggin' Blues」などの新しい作品の両方が収録されている。アルバムからのリード・シングルは「Going Up The Country」 - 完璧なサマー・ホリデー気分のジャム、たっぷりのハーモニカのソロ、手拍子、煙がかった街から美しい田舎の丘へと旅発つことについての歌詞が繰り広げられている。 バンドとして若く、フレッシュでありながらも、Blues, Country, Rock ‘n' Rollを融合させた彼らのアルバムで色々なフェスティバルをまわっている彼らのライブを是非見てほしい。
発売・販売元 提供資料(2015/06/03)
ロンドン出身で全員10代の3人兄弟バンド……って嘘でしょ? どこをどう聴いても完全に50'sの(しかもルーツ寄りの)ロックンロールなのだ。たとえ映画「スタンド・バイ・ミー」のサントラに収録されていたとしても、いちばん古く聴こえるぜ、コレは。学校で話の合う友達がいるのか心配だが、10代にして流行モード一切無視の超アナログ主義を貫く姿勢は、逆にアナーキーですらある。君たちカッコ良すぎるぜ!
bounce (C)北爪 啓之
タワーレコード(2008年10月号掲載 (P79))