マイゼル・ブラザーズの手によるドナルド・バードの「ThinkTwice」、スティーヴィー・ワンダーの「Too High」、Tribeに残されたマーカス・ベルグレイヴの至宝「Space Odyssey」などの究極カヴァーは今聞いても常にフレッシュ!アンプ・フィドラー、カリーム・レギンス、マーカス・ベルグレイヴ、フランシスコ・モーラなど世代を超えたデトロイトの腕利きミュージシャンが集結したフューチャー・クラシック! (C)RS
JMD(2015/06/09)
クエストラヴ(ルーツ)らによる『The Philadelphia Experiment』(キング・ブリットによるリミックス盤もあった)に続くシリーズ第2弾は、デトロイトから届けられた。リーダーはカール・クレイグ(納得)。三世代に渡る名手たちが曲ごとに主役を務め、極めて重要なモーター・シティの音楽史を教えてくれる。ソリッドなラップ・チューンもあれば、ドナルド・バード/ミゼル・ブラザーズやスティーヴィー・ワンダーのカヴァーもあり、マーカス・ベルグレイヴ自身が再演する“Space Odyssey”では地元の名門トライブへの敬愛を残す。70年代クロスオーヴァーやPファンクのそれに近い宇宙を想像させるプロダクション、カリーム・リギンズ(コモンやスラム・ヴィレッジ)が操るラフなリズム――微妙に歪なバランスが、またリアル。何かをブレイクスルーしちゃえるマジックに溢れた至高の一枚だ。
bounce (C)栗原 聰
タワーレコード(2003年03月号掲載 (P96))