フォーマット | DVD |
発売日 | 2015年05月11日 |
国内/輸入 | 輸入 |
レーベル | Arthaus Musik |
構成数 | 7 |
パッケージ仕様 | - |
規格品番 | 109068 |
SKU | 807280906899 |
構成数 : 7枚
合計収録時間 : 00:00:00
『フリードリヒ・グルダ:ピデオ・テープ集』
1.チック・コリア&フリードリヒ・グルダ「ミーティング」(101634) 1982年 ミュンヘン,ピアノの夏 ライヴ収録
2人のヴィルトゥオーゾ・キーボード・ミュージシャン(敢えてピアニストとは呼ばない)が、1982年のミュンヘンで初遭遇。ここに音楽史最大の事件とも言えるコンサートが実現しました。まずは一人ずつ、相手を伺うかのように、その腕を披露し、やがて一体となった音楽を響かせます。静かな興奮から熱狂へ・・・。最後はなんと、ブラームスの優しい「子守歌」で幕を閉じるという洒落たプログラムにも脱帽です。
2.ショパン、そしてその向こうに…(102190) 出演:リンペ・フックス 1986年 ミュンヘン,ピアノの夏 ライヴ収録
1980年に行われた2つのライブ。最初に置かれたのがショパンの作品集。この頃ショパンばかり弾いていた(付き合っていた女性の影響?)と言われるグルダらしい、強烈な思いが伝わってくるユニークな演奏です。「個人的な協和の音」で共演しているリンペ・フックスは、フリー・ジャズの分野で有名な女性。彼女の夫パウルもミュージシャンであり、一時期はグルダを交え、3人で演奏に興じていたのでしょう。しかし、ここでの2人の様子は単なる友人を越えた親密な関係に思えます。だって、ここまで即興演奏で息が合うなんて……。ボーナスとして収録されているインタビューもとても興味深いものです。
3.モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番&第26番(101673) 1986年 ミュンヘン,ピアノの夏 ライヴ収録
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
グルダが56歳の夏に記録されたモーツァルトの2つのピアノ協奏曲。ウィーンで生まれたグルダにとっては、やはりモーツァルトは特別な存在であり、彼が愛したジャズやベートーヴェン、そして近現代の音楽とも違う親近感を抱いていたことは間違いありません。モーツァルトの美しさと演奏の困難さの両方を知り尽くしていたグルダにとっては、協奏曲のオケパートを意に沿わない指揮者に委ねるよりも、全てを自身で統率したかったことは間違いありません。この2つの作品に溢れる歌心と完全なるコントロール。滑らかなパッセージと仄かににじみ出る切なさ・・・。ここには情熱と歌があり、また奇跡的に思えるほど完成された音楽があります。
4.チェロと吹奏楽のための協奏曲&自身のための協奏曲(101675) 1988年 ミュンヘン,ピアノの夏 ライヴ収録
グルダの才能はクラシック作品の演奏だけに留まるものではなく、ジャズの分野でも非常に高く評価されていたのはご存知の通りです。また作曲にも力を入れ、ユニークな曲をいくつか書き上げたことでもしられています。この「チェロ協奏曲」はその最たるものであり、ここでも演奏しているチェリスト、ハインリヒ・シフの委嘱による1980年に作曲されました。録音年代だけを見て「現代音楽」にカテゴライズされていたこともありますが、実際にこの曲を聴いてみると、その魅力的な姿に感動せざるを得ないでしょう。「チェロと吹奏楽のため」と題されていますが、実際にはドラムセットやギターが加わった楽器編成であり、曲もコンテンポラリーとジャズ、民族音楽までがミックスされた破天荒なもの。途中に挿入された「凄すぎるカデンツァ」も聴きものですが、何といっても全体を覆う「ゆるい雰囲気」がたまりません。グルダ自身が指揮をしていますが、彼は大したことをするわけでもなく、生暖かく見守っていると言った感じでもあります。世界初演である「自身のための協奏曲」は彼が敬愛するモーツァルトを思わせる軽やかなメロディで幕を開け、時にはピアノの中の弦を直接はじき、ノリノリのジャズになり、とにかく盛り上がって終わります。グルダ好きにはたまらない映像であり、グルダを知らない人にもオススメしたい映像です。
5.フリードリヒ・グルダと彼の友人たち(101672) 1989年 ミュンヘン,ピアノの夏 ライヴ収録
特別ゲスト:ハービー・ハンコック
グルダの才能はクラシックの枠などは軽々と飛び越えて、数多くのミュージシャンたちと影響しあい、多くのコラボ作品を生み出しました。1970年代にジャズ・ミュージシャンに転向しようとした彼ですが、周囲の反対でそれが叶わず、クラシックとジャズの両立を目指し、その一環として1980年に「ミュンヘン・ピアノの夏」音楽祭を開始、クロスオーバー・コンサートの基盤を作り上げ、有能なピアニスト(もちろんジャンルは問わず)を招聘し、ノリノリの演奏を繰り広げたことでも知られています。
この映像は、そんな「ミュンヘン・ピアノの夏」の1982年と1989年のコンサートを収録したもの。プログラムを見ただけで身震いするほどのラインナップです。1989年の映像は、グルダが愛したバッハ、モーツァルトの他に、彼自身の即興と、ハービー・ハンコックを迎えたエキサイティングなジャズ。1982年の映像はグルダを中心に、チック・コリアと鬼才ニコラス・エコノム(アルゲリッチと共演したことでも知られる)による三つ巴のインプロヴィゼーション(即興)が素晴らしいの一言。これはまさに「永久保存盤」です。
6.I LOVE MOZART, I LOVE BARBARA(101635) 1990年 ミュンヘン,ピアノの夏 ライヴ収録
出演:バルバラ・デナーライン
フリードリヒ・グルダ。そして1964年生まれのドイツのジャズ・オルガニスト、バルバラ・デナーライン。この2人が織りなす絶妙のコンサートをお届けします。グルダの演奏するモーツァルトで幕を開け、彼がアレンジした「フィガロ」を通じて、デナーラインとのデュオへともつれ込みます。正統派ジャズとも、クラシックとも違うロマンティックな世界をお楽しみください。
7.フリードリヒ・グルダとの一夜(101674) 1995年 ミュンヘン,ピアノの夏 ライヴ収録
パラダイス・トリオ&バルバラ・デナーライン
…モーツァルト(1756-1791)の音楽ははなはだしく舞曲のようであるが、比喩的に言えばその感覚にはテクノにも関連性がある。これはどんな愚か者でも感じることができるだろうが、実際の繋がりを見るためには、あなたは本当に賢くならなくてはいけません。… そんなグルダの自説を裏付けるかのようなこの「モーツァルト」と「テクノ」が融合した一夜のコンサート。彼は前半に一人でモーツァルト作品を演奏、後半では自らシンセサイザーを演奏しながら、ノリノリの音楽を披露、果てにはDJも交えて熱狂的で独創的な世界を繰り広げています。クラシックだけでなく、ジャズ、テクノまで幅広いジャンルの音楽に傾倒した異才ならではの、伝説的なコンサートをぜひお楽しみください。
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