全米デビューも果たしたスウェーデンのポップ・スター"トーヴェ・スティルケ"の世界デビュー・アルバム
2014年EP『Boderline』で全米デビューも果たしたスウェーデンの人気女性シンガー、トーヴェ・スティルケによる世界デビュー・アルバム。スウェーデンではモデルもこなしていた程のキュートな容姿、ちょっとヒネリのあるエレクトロ・ポップが反響を呼び、2014年発売されたEPに収録された「Even If I'm Loud It Doesn't Mean I'm Talking to You」(今作にも収録)がUK、USの早耳リスナーの間で大きな話題となり、注目を集めた。世界デビューアルバムとなる今作は、彼女が大好きな映画『キル・ビル』の中でユマ・サーマンが演じたキドーから名付けたもので、無敵な女の子の強さ、コミカルさもあるアレンジの面白さが印象的。『キル・ビル』さながらに、リード・シングル「Ego」のミュージックビデオは完全東京ロケ、「Samurai Boy」という曲も収録されており、日本のリスナーにとっては嬉しい接点も。デビューのきっかけは2010年に、当時18歳でオーディション番組『スウェディッシュ・アイドル』で3位となったこと。セルフ・タイトル・アルバム『Tove Styrke』(2010年)はスウェーデンでプラチナセールスを記録。しかし人気絶頂の中、潔くアイドルを退き、自分自身の音楽を志して、昨年の全米デビューEP『Boderline』、そして今作までこぎつけた。オルタナ感あふれるポップ・サウンドはエリー・ゴールディングやリリー・アレンのよう。またアイコナ・ポップ、リッキ・リー、トーヴェ・ロー等に続く、21世紀のポップス・ファクトリー、スウェーデン出身のガール・ポップ・シンガーとしても注目だ!
発売・販売元 提供資料(2015/04/13)
2010年にスウェーデン本国で清純派アイドルとしてデビューした女の子が、ワールドワイドに活躍すべく、ガラッと路線変更して再デビュー。新たに身に纏ったサウンドはエレクトロ~ベース・ミュージック由来のポップスで、〈これが私の本当にやりたかったことよ!〉という自信が窺え、実にカッコイイ仕上がりとなっている。特に2014年の全米進出曲"Borderline"が最高だ。ここでの歌声はイイ具合にヤサグレていて、レゲエにオリエンタル要素を混ぜたトラックがまた彼女の気怠さを際立たせている。かと思えば、"Samurai Boy"なんて表題のナンバーではコミカルさを漂わせ、歌い回しも女優的。このように曲によって自在に変化する歌唱表現とキュートなルックスでもって、一気にブレイクしそうな予感大。
bounce (C)内本順一
タワーレコード(vol.380(2015年6月25日発行号)掲載)