DJ3000率いる<Motech>から、Lionel Weets、Subotika、P-Benに続く新作登場!!そして今回はDJ3000イチオシの新人ではなく、なんとデトロイトの重鎮Gary Martinによるニュー・アルバムだっ!
自身のレーベルスタート20周年を皮切りに、再度活動を開始したGary Martin。久々の新譜となった昨年リリースのシングル"Post Techno Life"は、世界のデトロイト・テクノ・ファンを歓喜させた。そんなデトロイト・テクノ先駆者のひとり、Gary Martinが放つ、2007年以来、久しぶり過ぎるニュー・アルバム「Escape From South Warren」!
デトロイトのエキスを含みながら、最近の彼の作品にもみられるエキゾチックやパーカッシヴなエッセンスもうまく使い、実に秀逸に作りこまれた、全12トラックス。
黒さを帯びた土着的なリズムが印象的なミニマル・トラック"We Get Down"、シンプルなビートとシリアスなシンセが誘い込むアシッディーな世界"Well"、飛び交うウワモノと足早なビートがジワジワと染み入るデトロイティッシュな"My Medicine"、散りばめられたシンセと野太く鳴り響くボトムが、文字通りダーク・スペースへと引き込む"Galaxy Style"、等々、再始動と共に、また新たな境地へと進むGary Martinの至極の新作!!
発売・販売元 提供資料(2015/05/19)
デトロイトのヴェテラン・アーティストによる久々のアルバム。一時期は音沙汰がなかったようですが、自身の主宰するテクノティカの20周年を期に活性化している模様。デトロイト・テクノからイメージされるコズミックな感じはあまりなく、パーカッシヴで黒いリズムを軸にさまざまなタイプの曲を作るところが彼の特徴。今回もダーク・ミニマルからレイヴィーなもの、ジャジーなタイプまでいろいろ楽しませてくれます。
bounce (C)池田謙司
タワーレコード(vol.379(2015年5月25日発行号)掲載)