フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2015年05月06日 |
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規格品番 |
PROC-1690 |
レーベル |
|
SKU |
4988005891648 |
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも一部採用)
※ オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(96kHz、24bit)音源をCDマスターに使用(1)→当初アナウンス時より変更となりました。
※ 解説:満津岡信育氏、門馬直美氏、延山優樹氏
ブラームスのピアノ協奏曲第1番は、その雄大な構成とオーケストラ・パートの厚みから、早くから「ピアノ助奏つきの交響曲」という綽名をつけられました。それだけに名指揮者の棒にかかると、大交響曲に接しているような充実感を味わうことができます。この曲の指揮者として最も有名なのがジョージ・セルその人でしょう。録音回数は1938年の巨匠シュナーベルとの共演盤以来、都合5度。ライヴ録音を含めれば6種もの録音がリリースされました。そしてカーゾンも3度この作品を録音しています。カーゾンの力強いタッチ、安定した技巧、抒情的な音楽性、そしてセルの描く巨大な造形と明晰、かつ充実した響き>はこの作品の交響的な性格と情趣豊かな内面性をともに活かしています。英デッカ、ステレオ初期の録音も鮮烈を極めています。カップリングはカーゾンによるブラームスの小品2曲とベートーヴェンのエロイカ変奏曲。とくにカーゾンが老境に入った1971年に録音したエロイカ変奏曲は、澄み切った晴れやかなタッチと、瑞々しい生命力、豊かな語りかけをもった素晴らしい演奏です。カーゾンはシュナーベルの弟子でありながらもベートーヴェンのピアノ・ソナタの商業録音を残すことはありませんでした。そのため、この晩年に残されたエロイカ変奏曲から彼のベートーヴェン像の全てを伺い知ることは叶いませんが、貴重な音源であることは確かです。尚、この録音は現在のところカーゾンがDECCAに残した録音のうち、最後から2つめの音源です(最後は1970年9月&'72年11月録音のシューベルト:ピアノ・ソナタ第21番)。
解説書には、新規で満津岡信育氏による序文解説を掲載しました。カーゾンとセルの間を紐解く明晰な解説は、読み応えがあります。
構成数 | 1枚
1. ヨハネス・ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15
2. 同:間奏曲 変ホ長調 作品117の1
3. 同:間奏曲 ハ長調 作品119の3
4. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 作品35
【演奏】
サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)
ロンドン交響楽団(1)
ジョージ・セル(指揮)(1)
【録音】
1962年5月30日、6月1日 ロンドン、キングズウェイホール(1)、 12月9、10日 ウィーン、ゾフィエンザール(2,3)、
1971年4月14-17日 スネイプ、モルティングス(4)
【原盤】
Decca
-
1.[CD]
冒頭のティンパニの一撃でノックアウト!
近年ではブラームスも時代考証に基づいた演奏がトレンドとなっている。例えばアンドラーシュ・シフの弾き振りなど、独特のフォルテピアノの音色や両翼配置かつ小振りのオケなどに特長があり、大変見通しの良い音楽になっている。
だが、やはり迫力という面において、ピリオド派はどうしても不利になる。
その点、このカーゾン&セル盤は凄い!
DECCAのアナログ期の優秀録音の一つで、ケネス・ウィルキンソンが手掛けている。独特のトリルといいペダリングの音といい、怒濤の迫力である。手に汗握る熱演であり、その熱気まで録音に捉えられている。
併録の《エロイカ変奏曲》は、交響曲第3番《英雄》の第4楽章の主題によるバリエーションだ。余談になるが、ベートーヴェンはこの主題をえらく気に入っていたらしく、計4曲に登場させているらしい。
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