Soul/Club/Rap
CDアルバム

Run the Jewels

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フォーマット CDアルバム
発売日 2015年04月21日
国内/輸入 輸入
レーベルMass Appeal
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 MSAP0007
SKU 812814020071

構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:00:00
エディション : PA
録音 : ステレオ (Studio)

  1. 1.[CDアルバム]
    1. 1.
      Run the Jewels
    2. 2.
      Banana Clipper - (featuring Big Boi)
    3. 3.
      36" Chain
    4. 4.
      Ddfh
    5. 5.
      Sea Legs
    6. 6.
      Job Well Done - (featuring Until the Ribbon Breaks)
    7. 7.
      No Come Down
    8. 8.
      Get It
    9. 9.
      Twin Hypebreak - (featuring Prince Paul)
    10. 10.
      A Christmas Fucking Miracle

作品の情報

メイン
アーティスト: Run The Jewels

ゲスト
アーティスト: Big BoiUntil The Ribbon BreaksPrince Paul

オリジナル発売日:2013年

商品の紹介

キラー・マイクとエル・Pは同じ75年の生まれ。マイクがアウトキャストに客演して脚光を浴びた頃、エルはカンパニー・フロウを解散。エルがソロ・デビューした翌年にマイクは初作『Monster』を大ヒットさせている。以降の歩みを見ても両者のスタンスは水と油のように映ったものだが、邂逅そのものは偶然の重なりだとしても、マイクの開かれた志向は『Pl3dge』(2011年)のあたりから顕著になっていたし、ちょうどいいタイミングで訪れたのが『Cancer 4 Cure』と『R.A.P. Music』だったということなのだろう。ラン・ザ・ジュエルズの名においては互いが互いの新たな引き出しを開けた格好で、豪放なマイクはもちろん、エルのシャープな語り口が絶妙にウザ格好良い。やや強引にサード・ベースあたりの雰囲気を思い起こしたりすることもできる。まさにその『The Cactus Album』に続いてボム・スクワッドが手掛けた作品こそアイス・キューブの『AmeriKKKa's Most Wanted』になるし、それと同年に出たLLクールJの楽曲からラン・ザ・ジュエルズという名前が付いたそうだから、このプロジェクトはコンビの両名が嗜好を分かつ以前の、純粋に夢中になっていた時代へのオマージュになっているのかもしれない。それは単なるこじつけだとしても、ジェイ・Z &カニエへの手厳しい言及やネタもろとも“South Bronx”を想起させる“Get It”の熱気からは、原始的なヒップホップのスパイシーな何かが薫ってくるように思える。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.362(2013年12月25日発行号)掲載)

欧米音楽メディアの2013年総合ベスト・アルバム選において、予想以上に健闘しているヒップホップのミックステープが3作品ある。まずひとつは、BBCの〈Sound Of 2014〉にも選出されたシカゴの新鋭チャンス・ザ・ラッパーの『AcidRap』。それから、“Versace”で一世を風靡したアトランタの3人組ミーゴスの『Y.R.N.(Young Rich Niggas)』。そして、今回6曲のボーナス・トラックを追加してフィジカル化が実現したフールズ・ゴールド発のエル・Pとキラー・マイクのユニット、LLクールJ“Cheesy Rat Blues”の冒頭のラインから名付けられたラン・ザ・ジュエルズの『Run The Jewels』だ。エル・Pが全曲のプロデュースを務めたキラー・マイクの傑作『R.A.P. Music』(2012年)から発展して作られた『Run The Jewels』は、実質的にこのコンビのセカンド・アルバムと言っていいだろう。どこか神経質でいながらロック的なソリッドさとマッシヴさを備えたエルのシグネチャー・サウンドに、アイス・キューブ直系のマイクのダイナミックなラップが乗ったときの迫力は、さながら『R.A.P. Music』の興奮ふたたびといったところだが、ここではエルのラピッドファイヤー・フロウが加わることでカオティックな魅力がぐっと強調されている。マイクの『R.A.P. Music』とエルの『Cancer 4 Cure』もそうだったように、どちらかというと非ヒップホップ・メディアで盛り上がっている状況がおもしろいが、この両者のクリエイティヴィティーが現在ピークに達しているのは間違いない。
bounce (C)高橋芳朗
タワーレコード(vol.362(2013年12月25日発行号)掲載)

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