2006年にカナダはカルガリーのWestern Canada High Schoolの同級生達によって結成し、現在はモントリオールを拠点に活動しているブレイズのサード・アルバムが完成。
ファースト・アルバム時までは4人組として活動していたが、メンバー脱退を経て3人編成となって2013年にリリースしたセカンド・アルバム『Flourish // Perish』では、人力と電子を織り交ぜたメカニカル且つヒューマニックなビートに、シンセやエレクトロニクスを駆使して、ファーストの頃にあったアニマル・コレクティヴ・フォロワーなイメージを払拭する革新的な進化をみせた。
そして今回リリースとなる『Deep In The Iris』 でもその先鋭的な感覚は損なわず、さらなる進化をみせている。ポルノ、虐待、そしてスラット・シェイミングなどを含む重い主題に取り組んだとされる本作は、前作に引き続きエレクトロニックな質感は巧み盛り込まれ、立体的なトラックメイキングがされているが、3人編成となって2作目ということもあり、バンドのバランスやコンビネーションなどはぐっと洗練された印象だ。
空間を生かしつつ、アトモスフェリックなシンセやエフェクト、センシティヴなピアノのフレーズ、エフェクティヴなヴォーカル・ループなどを漂わせ、小気味良くパーカッシヴなビートと、さらに表現力を増したラファエルのパワフルでマジェスティックなヴォーカルが躍動する。
エレクトロニカやポストロックの折衷性とドリーム・ポップの浮遊感、電子音楽のストイシズム、そしてアート/エクスペリメンタル・ロック的な先進性までが見事に融合したドラマティックなサウンドへと仕上がっている。メロディや展開の起伏や構築感も進化しており、間違いなく現時点において最高傑作といえる圧巻の完成度。
発売・販売元 提供資料(2016/08/24)
カナダ・モントリオールを拠点に活動するアート・ロック~エクスペリメンタル・ポップ・バンド、ブレイズのサード・アルバム。前作に引き続きエレクトロニックな質感は巧みに盛り込まれ、立体的なトラックメイキングが施されつつ、バンドのバランスやコンビネーションはぐっと洗練された印象。メロディや構築感もさらなる進化を見せた圧巻の完成度! (C)RS
JMD(2015/03/26)
モントリオールの3人組が放った3作目。ブルー・ハワイの一員としても活躍するラファエル嬢のミステリアスな歌声をふわふわと浮かばせ、その周りをダイナミックなドラムスや、ジャジーだったりクラシカルだったりする鍵盤の音色で固めています。ドリーム・ポップ通過後のポスト・ロックといった心地良い音なんですが、歌詞のテーマは虐待や性差別など重たく、一筋縄ではいきません。
bounce (C)小泉いな子
タワーレコード(vol.378(2015年4月25日発行号)掲載)