稀代のメロディ・メイカー、Doug Martsch率いる愛すべきギター・ロック・バンド、ビルト・トゥ・スピル。彼らの実に6年振りとなる通算8作目のスタジオ・アルバムが到着した!
今作から新たにドラムスにSteve Gere、そしてベースにJason Albertiniを迎えて制作された本作『UNTETHERED MOON』は、オレゴン州ポートランドで、QUASIのメンバーでもあるSam Coomesをプロデューサーに迎えてレコーディングされた。ちなみに、Sam Coomesは、ビルト・トゥ・スピルの1997年のメジャー・デビュー作『Perfect From Now On』からセッション・ミュージシャンとしてアルバムに参加している、バンドにとってもお馴染みの存在である。
新しいメンバーを加えた“新生”ビルト・トゥ・スピルは2013年、これまでにないほどのツアー日程と、マラソンのようなリハーサル・セッションをこなしてきたという。その結果完成したアルバム『UNTETHERED MOON』は、冒頭を飾る「All Our Songs」、「Living Zoo」、「On the Way」の三連発からいかにもビルト・トゥ・スピルらしい、いや更にパワーアップした、複雑で心動かされる楽曲が揃っている。掻き鳴らされるギター・リフに温かな音色、そして無意識の繋がりや人々の記憶などをテーマにした詞世界、そしてニール・ヤングからの影響など、ファンの期待を裏切らないビルト・トゥ・スピルのサウンドが新たなエネルギーを得て、ここに完成したのである。
メジャー・デビューから20年、バンドとしてもミュージシャンとしても成功を収めているビルト・トゥ・スピル。しかし彼らの目指すものは、最初から少しも変わっていない。こうDoug Martschも語るように:「俺たちは音楽を作るのが好きだから、これをやり続けているんだ。もちろん、俺たち以外のみんながこのアルバムを嫌いだと言えば、そりゃへこむけどさ。俺たちは、みんなが楽しめる音楽を作りたいと思っているんだ」
発売・販売元 提供資料(2015/03/30)