ストーン・ローゼズのファーストを手がけたジョン・レッキー(レディオヘッド、スエード、ミューズ etc)が過去15年間で初めてUKのバンドのプロデュースを手がけたセカンドアルバム!ロンドン出身の4ピース・バンド。<Rough Trade>の創始者でありザ・スミス、ザ・ストロークス、ザ・リバティーンズを見出したジェフ・トラヴィスが1曲だけを聴いて即契約。デビュー前からNMEの表紙に抜擢され、日本でも13年2月にHostess Club Weekenderで初来日を果たした。同年3月にデビュー・アルバム『180』をリリースし、8月にはサマーソニックで再び来日。さらにNMEの「Best New Band」獲得、英国、アイルランドの優れたソングライター、作曲家に贈られるアイヴァー・ノヴェロ賞にノミネートされるなど一躍UK新世代を代表するバンドとなった。約2年ぶりとなるセカンド・アルバムはストーン・ローゼズのファーストを手がけたジョン・レッキー(レディオヘッド、スエード、ミューズ etc)がプロデュース。過去15年間でUKのバンドのプロデュースするのはこれが初である。
発売・販売元 提供資料(2015/03/09)
2013年にラフ・トレードより鳴り物入りでデビューした、UK若手世代の最有力株とも言うべきバンドが放つ2作目。プロデュースにジョン・レッキーを迎えているのだが、ジョンが英国人アーティストと組むのは5年ぶりのこと。否が応にも期待が高まるなか、本人たちはどこ吹く風といった感じで、30秒にも満たない鼻歌のようなプロローグから軽妙にスタートする。とはいえ、気負いはないが気合いは十分。クラッシュやリバティーンズの魂を継承したパンキッシュな疾走チューンに、キンクス風のおとぼけソングなど、UKロックの粋を極めたような楽曲を並べている。そこにダーティーでガシャガシャした雰囲気が加わり、90年代のUSローファイにも似た妙な旨味を醸している点がすこぶるおもしろい。
bounce (C)北爪啓之
タワーレコード(vol.378(2015年4月25日発行号)掲載)