今最も謎を呼ぶ神出鬼没な電子作家フードマンのシカゴ経由の辺境ワーク小品集『クッドワーク』!
NYのブルックリンを拠点とするGiant ClawとSeth Graham主宰の〈Orange Milk〉よりデビュー、国内ジューク・シーンから突如出現し、七尾旅人、禁断の多数決、Nature Danger Gangなどのリミックスや共作を手掛け、遂にはナカコー主宰のレーベルからEPをリリース、『160or80』やLEF!!!CREW!!!のコンピやミックスにも収録され、海外では現行電子のエッジを研ぎすます媒体Tiny Mix Tapesを中心に俄然注目度が高まる噂の異端児が初のCDリリース!広島の重低音機CRZKNYとのコンピレーション『Japanese Juke&Footworks Compilation』(2012)を皮切りに、10年代のアンビエント / ニューエイジ以降のコラージュとサウンド・アート、シカゴ・ジューク / フットワーク以降のビート感覚で、スカムなドープさに天然のポップさも弾ける、フレッシュな生鮮市場と着色料満点のジャンク・フードが並列するような奇怪な作品をサウンドクラウドと国内外のレーベルから次々と投下。 名古屋から横浜に拠点を移し、ライブハウスからクラブまであらゆるイベントに出没し、ライブではビートダウン、ジューク、時には弾き語りも披露、Tiny Mix TapesやHi-Hi-Whoopeeといったインディーズ媒体での煽りを受け国内屈指の気鋭アヴァンギャルド電子作家として名を馳せる。初のCDリリースとなる本作は現行シカゴの影響下にあるトラックに未発表音源を加え、フードマンのダークサイドとエッジが際立ったこれまでの軌跡と現状をまとめたアーカイヴァル・ミニ・アルバム。 ヴェイパーウェイヴ譲りのローファイなアンビエンスに素早くさし込まれるコラージュ & ノイズ・ビート、ユーモアのあるサンプリング、ラップ、シカゴ・ライクなギリギリの3連グルーヴも相交った日本にしか成しえない奇跡のハイブリッド・サウンドが遂に大舞台へと解禁。
CDのみとなる初回盤限定特典にはあのクラシックス'karasu VS suzume'がボーナストラックとして付いてきます!祭り!
発売・販売元 提供資料(2016/01/06)
日本のジューク/フットワーク・シーンを起点に数々の刺激的な現場で暴れる一方、オレンジ・ミルクからの配信リリース以降、オンライン・アンダーグラウンドの文脈でも注目を集める音楽家の初CD作品。ヴェイパーウェイヴ流儀のミュージック・コンクレートとでも呼びたい"Kawazakana"、ジュークなビートとベットルーム感が共存する"Hitou He Go(秘湯へGO)"など、意表を突いた多彩なコラージュセンスが斬新です。
bounce (C)船越太郎
タワーレコード(vol.377(2015年3月25日発行号)掲載)