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作曲家から見たピアノ進化論

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フォーマット 書籍
発売日 2015年02月17日
国内/輸入 国内
出版社音楽之友社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784276210677
ページ数 224
判型 4-6

構成数 : 1枚
目次 : 【目次】
1. 鍵盤楽器の栄枯盛衰
2. ピアノが産声を上げた瞬間
3. ジルバーマンとバッハのすれ違い
4. バッハ一家とピアノの関わり
5. ハイドンのピアノ・ソナタ、ウィーンとロンドンの二つの異なるピアノ
6. モーツァルトを取り巻くピアノの世界≪前半生≫
7. モーツァルトを取り巻くピアノの世界≪後半生≫
8. モーツァルトからベートーヴェンへ
9. ピアノへの新しい音響を追求したベートーヴェン
10. ベートーヴェンが手に入れた新しい楽器の存在
11. ベートーヴェン後期作品にみられる二つの特徴
12. ウィーン式アクションのジョセフ・ブロードマンのピアノ
13. ピアノを新たな段階へと進ませたシューベルトの存在
14. 移ろいやすく不安に揺れ動くロマン派の旋律
15. ピアノ・メーカーが力強いピアノを目指し始める
16. 最高度のテクノロジーを搭載したリストのピアノ
17. ハンブルクとウィーン 二つの時代
18. フランスの魅惑のピアニズム (1)
19. フランスの魅惑のピアニズム (2)
20. シェーンベルクの冒険
21. 東欧からの新しい動き
22. ロシアのさまざまなピアニズム
23. 楽器の新たな発展 (1)
24. 楽器の新たな発展 (2)
25. メシアンと戦後のフランス
26. 20世紀後半のピアノ作家たち
27. 日本のピアノ作品
28. ピアノ進化論の最後に
あとがき

  1. 1.[書籍]

『音楽の友』連載(2010年1月号~2012年3月号)に一部、加筆修正を施したもの。ピアノの誕生から現代まで、改良を重ねてきた楽器製作者たち、それとともに変化した作曲家(&演奏家)の楽器への要求、そして生み出されたピアノ作品の数々、新たな音の響きや演奏技術・・・。例えば、≪熱情ソナタ≫に見られる強弱の遊びや超高・低音域の使用は、ベートーヴェンがエラールという楽器に出会わなければ生まれなかったであろう。本書ではこうした、ピアノを取り巻く作曲家・楽器・作品のかかわりを描く。そして、著者はそれを「昔の物語」として終わらせない。「作曲家=ピアニスト」という図式が終了した今、私たちは新たなピアノの可能性を探る必要に迫られているのだ。自身が作曲家&ピアニストである野平一郎による、示唆に富んだピアノ進化論は、「クラシック音楽の未来」にも大きな課題を提示する。

作品の情報

メイン
著者: 野平一郎

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