ユートピアのその先の景色を描いた前作『el esperanka』から早二年。今や電子音楽界の寵児となったSerphが、似た者だらけのドリーミーなポップスが溢れる現状に一石を投じる、会心の作品を完成させた。ファンタジックな音像がトレードマークのSerphだが、今作ではそこにメランコリックでメロウな手触りも重なり、オリジナリティ溢れる美しいメロディとハーモニー、そしてマジカルなアレンジは洗練を極め、一種高潔なエレガントさを纏った楽曲が揃った。 (C)RS
JMD(2015/03/13)
Serphのトレードマークであるユートピアめいたファンタジックな音像にメランコリックでメロウな手触りも加えた作品。オリジナリティ溢れる美しいメロディとハーモニー、そしてマジカルなアレンジは洗練を極め、一種高潔なエレガントさを纏った楽曲が揃っています。60年~70年代のジャズに焦点をあて、HIP HOP的ビートやR&B的コード感で構築された楽曲は、若くして急逝したJ Dillaの偉大な冒険を引き継ぐ意志の現れでもあり、昨今のニュージャズ・シーンとの親和性も感じられる。ボイスサンプルの多用も今作の特徴のひとつで、結果、今作はSerph史上もっともエモーショナルでソウルフルなアルバム。
発売・販売元 提供資料(2015/02/17)
ReliqやN-qiaといった別名義での制作を経て届けられた5作目。ビートの自由度が広がり、エモーションが表出したかのようなヴォイス・サンプルも多用されてはいるものの、一聴してそれとわかるオリジナリティーはさらに洗練され、多幸感溢れる"happy turner"や切なさ極まる"nous"など14もの楽曲に結実。素顔もプロフィールも謎のままですが、作風は一歩先に歩みを進めた印象。新章に突入したことを予感させる一枚です。
bounce (C)藤堂輝家
タワーレコード(vol.378(2015年4月25日発行号)掲載)