シューベルト以来の歌曲集の伝統に立ち、マーラー、ツェムリンスキーによって極限にまで達したドイツ・オーストリア音楽を全身で受け止めた3人の作曲家、シェーンベルクとその愛弟子ベルク、ヴェーベルン。3人の作曲家が音楽の伝統を全身で受け止めて書き紡いだ、ロマン派の書法による傑作郡を響かせるのは、19世紀以降のドイツ・リートを得意とし新ウィーン楽派演奏で特に高い評価を得ている長島剛子・梅本実デュオ。人間の内面をえぐる肉薄した演奏が、作品の真実を露わにする。 (C)RS
JMD(2015/03/13)
これがロマン派の到達点! シューベルト以来の歌曲集の伝統に立ち、マーラー、ツェムリンスキーによって極限にまで達したドイツ・オーストリア音楽を全身で受け止めた3人の作曲家――シェーンベルクとその愛弟子ベルク、ウェーベルン。音楽の伝統の壁を大きく乗り越える12音技法を打ち立てる1921年以前――1899年から1910年にかけてこの3人は、爛熟したロマン派の表現の内側で新たな音楽の姿を模索しつづけ、歌詞と音楽が濃密に結びついた傑作群を産み落とした。シュテファン・ゲオルゲの詩による名高い「架空庭園の書より」をはじめロマン派の到達点に位置する作品群を響かせるのは、19世紀以降のドイツ・リートを得意とし新ウィーン楽派演奏で特に高い評価を得ている長島剛子・梅本実デュオ。真摯に作品と向き合う二人から浮き上がるのは、ロマンティシズムに溢れたドイツ・リートとしてのシェーンベルク、ベルク、ヴェーベルン。人間の内面をえぐる肉薄した演奏が、作品の真実を露わにする。
ALM RECORDS/コジマ録音
発売・販売元 提供資料(2015/02/03)
<長島剛子>
札幌に生まれる。北星学園女子高等学校音楽科を経て、国立音楽大学声楽科卒業。同大学院修士課程独歌曲専攻修了。ドイツ・デットモルト北西音楽大学卒業。その後ケルン音楽大学マスタークラスにてリート解釈法の研鑽を積む。1998年に「長島剛子・梅本実 リートデュオ」を結成し、声楽とピアノによる緊密なコラボレーションにより、19世紀末から20世紀のドイツ歌曲の演奏と紹介を軸に継続的な活動を続けている。2001年にスタートした「世紀末から20世紀へ」のリサイタルシリーズは昨秋で13回を数え、その間、知られざる作曲家を含め、のべ33人の近現代作曲家の作品を取り上げたが、19世紀末以降のドイツ歌曲を網羅するレパートリーの広さは他の追随を許さない。またシリーズごとにテーマを設定し、様々な切り口でドイツ歌曲をプログラミングする独自の企画とその演奏水準の高さで毎回多くの反響を得ている。1998年「新ウィーン楽派」、2001年「世紀末から20世紀へ」のリサイタルにより札幌市民芸術祭大賞。また2003年1月には前年の「長島剛子・梅本実リートデュオ・リサイタル-世紀末から20世紀へPartⅡ(シェーンベルク:「架空庭園の書」による15の歌曲他)により平成14年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞している。青木恵美子、伊藤京子、尾畑真知子、H.クレッチマー、白井光子、H.ヘルの各氏に師事。
<梅本実>
長崎に生まれる。幼少の頃よりピアノを始め、福岡音楽学院で学ぶ。東京藝術大学附属音楽高等学校、東京藝術大学を経て、同大学院修士課程器楽科ピアノ専攻修了。末永博子、勝谷壽子、伊達純各氏に師事。ドイツ・デットモルト北西音楽大学卒業。さらに引き続きハンブルクにて研鑽を積む。R.F.クレッチマー、C.ハンゼンの各氏に師事。帰国後東京、札幌、福岡各地でソロリサイタル開催。札幌交響楽団、九州交響楽団と共演。またドイツ歌曲の共演ピアニストとして各地で幅広い活動を続けている。文部省在外研修員としてドイツ・カールスルーエ音楽大学において白井光子・H.ヘルのドイツ・リート解釈法クラスで学ぶ。作品内容の的確な把握に基づいて、響きを繊細にコントロールするピアニズムは長島とのリートデュオに遺憾なく発揮されている。札幌市民芸術祭大賞(1999年、2002年)、第9回道銀芸術文化奨励賞(2000年)、第29回札幌文化奨励賞(2001年)、平成14年度文化庁芸術祭優秀賞(2003年)受賞。
ALM RECORDS/コジマ録音
発売・販売元 提供資料(2015/02/03)