| フォーマット | SHM-CD |
| 発売日 | 2015年04月29日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | Decca |
| 構成数 | 2 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | UCCD-2170 |
| SKU | 4988005881847 |
構成数 : 2枚
合計収録時間 : 01:47:43

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ハイティンクは、ACO、此のBPO、晩年のBRSと「第7番」を録音していますので、それぞれのオケの音色の違いを楽しむ事が出来ます。
個人的にはマーラー再現はACOが一番だと思っているのですが、弦の美しさ、個々の楽器の美音と鳴りっぷり(第2楽章で顕著に分かります。音量を絞って聴いても音が痩せないのは流石です)を評価すれば此のBPO盤が矢張り抜き出ています。(ホールの残響やPhilipsとDeccaの録音思想の違いもあると思います)
此の様なオケの比較が出来るのはハイティンクという指揮者が若い頃は「大きな欠点」であった「可も無く不可も無い」面が壮年期以降になって円熟も加わり、逆に良い働きをしたからでしょう。ラトルとは真逆の「大器晩成型・巨匠」がハイティンクなのです。
ACO盤のコメントでも書きましたが、マーラーの交響曲、特に「第6、第7、第9」の後期交響曲は指揮者が「出過ぎる」とマーラーではなく指揮者(典型がバーンスタイン)の曲になってしまうのです。特に様々な楽器が活躍する「第7番」ともなれば、指揮者としては「リキ」も入るだろうし、あれこれやりたくなっても不思議では無いのですが。(スタジオ録音のシノーポリですらうなり声を発しています)
其れでも第5楽章のテムポは「流石!」と思わせる処が矢張り「巨匠」です。
それにしても此のCD付属のリーフレットの「解説」は不要のみならず害毒です。此の駄文を書いた岩下何某(に限らず日本の『評論家』、何とかならないのでしょうか?輸入盤のリーフレットは「曲の解説」に徹していますので、日本固有の悪しき習慣は止めた方が良いと思うのですが・・・。★1つ減じたのは此のリーフレットの所為です。演奏・録音は文句無く「★5つ」の名盤です。