This sixth album from "the godfathers of rave" is their long-awaited follow-up to 2009's Invaders Must Die and sees them deliver more of the vicious, beat-heavy, guitar-driven sound for which they have become famous. The album includes guest appearances from Sleaford Mods and Flux Pavilion, and includes the single "Nasty." ~ John D. Buchanan|
Rovi
狂乱のレイヴ・ムーヴメントを象徴するような形でデビューしたのが92年。あれから20年以上が経って、プロディジーがいまなお第一線で活躍し続けていようとは、当時誰が想像しただろう……ということで、6年ぶり6枚目のオリジナル・アルバム。怒りをぶちまけるようなリアム・ハムレットによるビッグなブレイクビーツ・サウンドにキース・フリントとマキシムがヴォーカルで煽りまくるスタイルは不変。プロディジー節が全開、というかむしろ勢いを増している印象だ。EDMのフラックス・パヴィリオンにパンク系ラップ・デュオのスリーフォード・モッズといったゲストの振る舞いもイイ感じにプロディジー色に染まっている。元祖レイヴ系アーティストとしての意地を見せつけた形で、これならまだまだ彼らはイケる。
bounce (C)池田謙司
タワーレコード(vol.377(2015年3月25日発行号)掲載)