フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2015年03月25日 |
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規格品番 |
UCCU-90089 |
レーベル |
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SKU |
4988005878380 |
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:40:24
今から半世紀近くも前に繰り広げられた、ジャズ、フュージョン史上に残る西ハリウッドのクラブハウスでの名演である。当時はまだLPで発売されていたので、わずか40分しか演奏時間がない。しかも最後にはメンバー紹介のシーンまで記録されているから、実質的には35分ぐらいしかないだろう。それでも本作を、クルセイダーズの最高傑作として位置付けても文句は出るまい。普通、ライブ録音だと2枚、3枚組と長尺になるものだが、彼らは濃密な編集作業に挑み、クラブ内の熱気を再現しつつ、聴衆との掛け声なども再生させながら、白熱の演奏をあえて短い40分に凝縮させた。自信の程が窺える。
その熱気は冒頭のタイトル曲から溢れ出ている。リズム隊の力強いビートが観客の気持ちを鷲掴みにしていく。そこにサックスとトロンボーンの太い旋律がかぶさり、場内は早くも興奮の坩堝と化す。ビートルズの名曲「エリナー・リグビー」のカバー、「ハードタイムズ」と曲は進み、いよいよ場内は最高潮を迎える。ギターにラリー・カールトンが入った、当時の最高編成によって繰り広げられた名パフォーマンスだ。アメリカが誇るシンガー・ソングライター、キャロル・キングの定番を、美しいアレンジで蘇らせた「ソー・ファー・ラウェイ」が始まった。二管があの切ないメロディーをユニゾンで吹いていく。よくあんな繊細で哀しい旋律を管楽器に歌わせたものだと、聴く度にいつも思う。
カールトンの強弱を効かせたボリューム奏法が曲調にとてもマッチして、控えめなのが良い。短いソロが終わると、二管が静かな単音のロングトーンで盛り上げる。そろそろ終わるかなと思っていたら、まだ吹いている。1分はありそうな長い吹奏。そう、音を出しながら呼吸を続けるエキスパート奏法である。心配した観客がストップ!と声を発する。ようやく終わって、ギターの力強いソロパートに戻ると観客は安心したのか、やんやと喝采を送る。
そしてウェインによるメンバー紹介。これがまた場内の雰囲気を良く伝えており、臨場感は醒めることなく最終曲へと続いていく。どうやって40分に収めたのか、不思議でならないが、至福の時間はこうしてラストを迎える。
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