90年代初期からオルタナ・ロック・バンドで音楽制作をスタートさせ、その後ソロ活動を開始したEDDIE RUSCHAによるコズミック・サイケ・プロジェクト、シークレット・サーキット(SECRET CIRCUIT)。15周年を迎えたNYの名物ラジオ番組ビーツ・イン・スペース(BEATS IN SPACE)のレーベルからリリースし、注目を浴びる。ノスタルジックさとフィジカルなディスコ・ビートの融合はクラブでも話題になる。超限定でリリースされたラブン・タグのトーマスとのユニット、ラフィング・ライト・オブ・プレンティは即売切に。DJハーヴィーともコラボEPをリリースするなど非常に多作であり、内容も毎回素晴らしいトラックを届けてくれる。本作は2012年にレコードのみでリリースされた"TROPICAL PSYCHEDELIC"とまもなくリリースの"COSMIC VIBRATION"からコンパイルした内容で、2013年リリースの"TACTILE GALACTICS"以来のCDアルバム。果たして、キャリアの集大成とも言えるようなアシッド・ディスコ・ハウスやフィリップ・グラスも思わせるアンビエントやマニュエル・ゲッチングのようなレイヤー化された美しいギター・リフ、チープな電子音が踊るロウでダビーなハウスなど様々な色合いを曲ごとに変え、巧みなプログラミングで楽しませてくれるのは20年以上のキャリアを持つ彼のなせる技であろう。バレアリック、サイケデリック、チルアウトなどあらゆる要素を内包する西海岸のシーンが到達した極上のサウンド・トラベルが詰まった作品。
発売・販売元 提供資料(2014/11/27)
ティム・スウィーニーが主宰するビーツ・イン・スペースからのデビュー作『Tactile Galactics』も好セールスを記録したシークレット・サーキット。その新作は、いずれもヴァイナルのみでのリリースだった『Tropical Psychedelic』(2012年)と『Cosmic Vibrations』(2014年)からトラックを選り抜いた編集盤だ。アナログ・シンセと折り重なるギターのレイヤーが至上の調べを紡ぐサウンドスケープは唯一無二。来日切望!
bounce (C)野村アリマサ
タワーレコード(vol.375(2015年1月25日発行号)掲載)