英国はワトフォード出身の3姉妹グループ、THE STAVES(ザ・ステイヴス)。2011年、2枚のEP『Live at Cecil Sharp House』、『The Motherlode EP』をリリースし、The Civil WarsやMichael Kiwanuka、Bon Iver等のツアーのサポートに抜擢されてメンフィスからクリーヴランド、オースティンからダラスへと歌いながら旅した彼女たちは、2012年にフル・デビュー・アルバム『DEAD & BORN & GROWN』をリリース。グリン&イーサン・ジョーンズ親子のプロデュースによるこのアルバムは英国メディアから高い評価を受け、彼女たちは英国の老舗音楽番組「Later...With Jools Holland」にも出演を果たし、さらにMumford & Sons、Bon Iverとのツアーにも抜擢された。
その前作から約4年。待望の新作が登場した。 アルバムのプロデュースを手掛けるのは、ボン・イヴェールのジャスティン・ヴァーノン。ボン・イヴェールと一緒にツアーしていた彼女たち、一緒に旅している内にすっかり打ち解け、ウィスコンシンにあるジャスティンのスタジオ、April Baseに招待されたのだった。(ちなみにそのスタジオでボン・イヴェールはデビュー・アルバムのレコーディングを行ったという)
「レコード作るどころか、レコーディングをすることさえ考えていなかった。もともと、ジャスティンのところを訪ねて行って、ただ一緒に時間を過ごしたり、演奏したりしようってことだった」と三姉妹の一人、ジェシカ(ヴォーカル/ギター)は語り、こう続けた。「プレッシャーなんてなかったし、それどころか、自分たちのレコード会社にも伝えてなかった」しかし、その滞在の終わりには、彼女たちは何が起こり始めているのかに気づいたという。
「気づいたらデモを10曲作っていて・・・それで自分たちに問いかけたの。これって実はレコード作ってるんじゃないの?ってね」とヴォーカルのエミリーは語り、さらに、この事態にジャスティンもまた果たして自分がザ・ステイヴスのセカンド・アルバムをプロデュースすべきか否か戸惑っているようだったとも加えた。しかし三姉妹最後の一人、カミラ(ヴォーカル/ウクレレ)はこうも語る「長い間何も作っていなかったから、ずっと表現する機会のなかったものを出してしまいたいとうずうずしていた。そしてラッキーなことに、ジャスティンのスタジオという場所が見つかったの。これは最高に自由な経験だったわ」
そのレコーディングについて、ジャスティン・ヴァージョンは以下のように語る「彼女たちは、すぐに羽を伸ばすことが出来たよ。彼女たちのヴォーカルとソングライティングにはこうした環境が向いていたんだ。深みのある音楽を作ろうとしたら、一つの場所である一定の時間をかけ、自分たちをじっくりと見つめ、また表現をするスペースがないとダメなんだ。これまで色々なレコードを作ってきたけど、彼女たちと一緒にアルバムを作ったことによって、自分もまた成長し変化したと思う」
自分たちがツアーや旅することによって故郷に置いてきたものを想像しながら新曲を作っていたという彼女たち。ジャスティン・ヴァージョンに見守られ、その息の合ったハーモニーとコーラスワークはそのままに、ザ・ステイヴスのあるべき姿をはっきりと表している。
発売・販売元 提供資料(2015/03/30)
Clash (Magazine) - "[A] finely tuned set of twelve tracks that adds weight and scope to their already lovely noise."
Rovi