ハイプ・ウィリアムスから奇才ディーン・ブラントがソロ新作をリリース!
ハイプ・ウィリアムスの片割れである英ミュージシャン、ディーン・ブラントが待望のニュー・アルバムをリリース!
2013年に発表した前作『ザ・リディーマー』がFACT誌を始め、ザ・クワイエータスやGorillavs. Bear、そして日本のele-king等、有名音楽メディアで高く評価され、年間ベスト・アルバムも総なめにしたディーン・ブラントが英老舗レーベル<Rough Trade>から新作『ブラック・メタル』をリリースする。前作と同様に本作でも多種多様な楽曲を収録しており、哀愁漂うエレキギターにアコギ、壮大で心地好いストリングス、宇宙的なエレクトロニクス、アヴァンギャルドなノイズなど、脳内トリップ確実なエクスペリメンタル作品。低い声で歌い上げるディーンのヴォーカルも美しく、サウンドの上で浮遊し、ソニック・ユースからの影響だというローファイ的要素も詰め込まれている。バラードからポストパンク、ローファイからエレクトロニック、さらに哀愁漂う楽曲へと誘われる目まぐるしく変化する本作、またしても世界水準アルバムが完成した。
発売・販売元 提供資料(2014/09/29)
CMJ - "His music is sparse, but textured, as if something is hiding in the corners of even the most simple ballads."
Clash (Magazine) - "BLACK METAL transitions with hypnotic clarity considering its palette. Easy-listening country rock and lonely saxophone trails fall into 13-minute electro-jazz opus `Forever'."
Rovi
何が飛び出すかわからないのは承知のうえで再生ボタンを押しても表題とは裏腹に真っ当で長閑なソフト・ロックが続く前半に、流石に本当にこれディーン・ブラントすか?と耳を疑ったラフ・トレード移籍作。ほぼそのトーンで全体をまとめながら、のた打ち回る変態ノイズやローファイなシューゲイズ・ラップ(ポエム?)が脈略なく表れる瞬間に、逆に安心感を憶えてしまう、相変わらずのアウトサイダーぶりでございます。
bounce (C)ヌーディーマン
タワーレコード(vol.373(2014年11月25日発行号)掲載)