メロディック・ハードコア・バンド “ザ・ゴースト・インサイド”原点回帰の4thアルバム
2006年ロサンゼルスで結成されたメタル・ハードコア・バンド ザ・ゴースト・インサイド。前作『Get What You Give』(2012年)でエピタフに移籍し、今作が4作目のアルバムとなる。プロデューサーは、前作同様にア・デイ・トゥ・リメンバーのジャレミー・マッキノン。前作以降、ワープド・ツアーではメイン・ステージに登場するまでに成長し、今作にも注目が集まっている。『Dear Youth』というタイトルは、フロントマンであるジョナサン・ヴィギリが若き日の自分に向けて書いた手紙から。(全文はアルバムのアートワークで読むことができる。)「時間と共にオレは何かを失ってしまったのではないか?」という自問自答がエネルギーとして昇華したかのように、音の猛攻撃にメロディックなリフが乗る彼らのスタイルが、より炸裂している。
ブリング・ミー・ザ・ホライズン、ア・デイ・トゥ・リメンバー、パークウェイ・ドライヴなど好きな方に!
発売・販売元 提供資料(2014/09/29)
前作に続きア・デイ・トゥ・リメンバーのジャレミー・マッキノンがプロデュースを担当した、LAのメタルコア・バンドによる4作目。メロディアスなヘイトブリードといった趣の音楽性は健在で、シンガロング可能なコーラスを装備しつつ、クリーン・ヴォーカルではなく、あくまで主体は骨太のシャウトという点が熱い。随所に挿入される叙情的なフレーズもクサすぎず、タフなモッシュ・パートと絶妙なバランスを保っている。
bounce (C)粟野竜二
タワーレコード(vol.374(2014年12月25日発行号)掲載)