『春に葬られた光』で知られるローラ・カジシュキー原作によるグレッグ・アラキ監督新作『White Bird in a Blizzard』はシャイリーン・ウッドリー主演という点も注目される2014年発表された作品。母親役にはエヴァ・グリーンが起用されている。音楽はコクトー・ツインのギタリスト、ロビン・ガスリーと、イーノのオブスキュアからもリリースしていたアンビエント界の巨匠ピアニストハロルド・バッドによるもの。その両者の静謐でアンビエントなサウンドスケープが映画本編にささやかに彩りを添えている。
intoxicate (C)池田敏弘
タワーレコード(vol.114(2015年2月10日発行号)掲載)
鬼才グレッグ・アラキ監督×新星シャイリーン・ウッドリー主演!
スコアはコクトー・ツインズのロビン・ガスリーと、アンビエント・シーンからハロルド・バッドの共演!
『White Bird in a Blizzard』(2014)
サウンドトラック
音楽 ロビン・ガスリー、ブラッド・エリス
監督 グレッグ・アラキ
原作 ローラ・カジシュキー
主演 シャイリーン・ウッドリー、エヴァ・グリーン、
アンジェラ・バセット、クリストファー・メロニ
母親が自分のもとから去っていく時、少女が目覚めた夢とは。
『春に葬られた光』(映画化邦題『ダイアナの選択』)のローラ・カジシュキー原作による、幻想的な女性映画。監督は『途方に暮れる三人の夜』『リビング・エンド』など、ファンが多いながらも近作は日本紹介が途絶えている鬼才グレッグ・アラキ。
ユニークな設定での主人公の少女の難役を演じたのは『ダイバージェント』『きっと、星のせいじゃない。』で、若き注目株最筆頭のシャイリーン・ウッドリー、母親役にエヴァ・グリーン。
そして、音楽はコクトー・ツインズのロビン・ガスリーと、アンビエント・ミュージックの鬼才ハロルド・バッド。シンセサイザーとエコーの効いたギターのサウンドが織りなす、あまりにも美しく静かで幻想的な世界。 (C)馬場敏裕
タワーレコード(2014/11/19)