サード・パーソン

愛、信頼、裏切り
3つの物語が一つになるとき、
本当に大切なものが見えてくる―

アカデミー賞受賞監督ポール・ハギス最新作!
主演:リーアム・ニーソンほか豪華キャストで贈る、極上の愛のミステリー

NY、ローマ、パリ。3つの街、3組の男女。一見、何の接点もない別々の物語を綴りながら、愛と信頼、そして裏切りが交錯するミステリーのような世界を構築、ある巧妙な"しかけ"を用意して人間の心理の奥底に入り込んで来る。タペストリーのように織り上げられた3つの物語は、クライマックスに向け衝撃的な形で交差していき、全てが一つに重なる時、思いも寄らない真実が浮かび上がり、ラブストーリーを超える愛と絆が観る者の胸をしめつける―。

監督と脚本を手がけたのは、『ミリオンダラー・ベイビー』(脚本)で衝撃的なアカデミー賞デビューを果たし、翌2004年の初監督作『クラッシュ』でアカデミー賞作品賞、脚本賞をダブル受賞したポール・ハギス。2年半に渡って作品と向き合い、50回以上も草稿を書いて完成へとこぎつけたというポール・ハギスは、「私は自分が理解できない事象について執筆するのが好きだ。だから愛の本質を描くことは自然なテーマに思えた。」と語り、本作を自身の最高傑作だとしている。二度と立ち上がれないほどの喪失感を抱いたとき、人はそれをどう乗り越え、再び歩き出していくのか。痛みとともに描かれる愛の物語の向こう側に、ほのかでも確かな希望の灯りと、魂が浄化されるような感動が待っている。

『クラッシュ』以降、脚本家として『父親たちの星条旗』『007/慰めの報酬』などで活躍し、監督としても『告発のとき』『スリーデイズ』を発表してきたポール・ハギスの最新作に、ハリウッドを代表する魅力的なキャストが集結。作家として大きな成功を収めながらも葛藤を抱える主人公を演じるのは、「ひねりと驚きのある、とてもめずらしくて見事に書かれた脚本に魅了された」と語るリーアム・ニーソン。野心的な愛人には『トロン:レガシー』で脚光を浴び、『her/世界でひとつの彼女』など話題作への出演が続くオリヴィア・ワイルド。これまで『オズ はじまりの戦い』などで共演しているミラ・クニスとジェームズ・フランコが、息子の親権を争う元夫婦を演じた。イタリアで運命的な出会いをする男を演じる、オスカー俳優のエイドリアン・ブロディ、弁護士役のマリア・ベロ、主人公の妻を演じるキム・ベイシンガーなど、ポール・ハギスとの仕事を熱望していた俳優たちが、絡み合う3つの物語にこの上ないリアリティを与えている。