“ユスフ”ことキャット・スティーヴンス5年ぶりのスタジオ・アルバム
リック・ルービンのプロデュースによる原点回帰のR&B、ブルース
60年代よりイギリスを代表するフォーク・ロック・シンガーとして活躍し、日本でもCMで何度も使われた「雨にぬれた朝(Morning has Broken)」や「ムーンシャドウ」をはじめとする、数多くのヒット曲をもつキャット・スティーヴンス。イスラム教への改宗をきっかけにキャット・スティーヴンスから“ユスフ”にアーティスト名を変え、キャリアを通し、常に真摯なメッセージを発信しつづける“ユスフ”ことキャット・スティーヴンスが5年ぶりにスタジオ・アルバムをリリースする。
リック・ルービンのプロデュースの下、リチャード・トンプソン、ブルース・ハーモニカのチャーリー・マッスルホワイト、ボニー“プリンス”ビリー、マリ共和国のバンド“ティナリウェン”、マット・スウィーニー等、個性的なベテラン勢が参加する中、40年以上に亘るキャリアの中でユスフが常にテーマとしてきた「自由と平和」を歌っている。ユスフならではの精神性を保ちながらも、今作ではロンドンで若きシンガー・ソングライターとして第一歩を踏み出した頃の音楽的な衝動に立ち返っており、アメリカのブルースやR&Bに魂を呼応させるかのような、自由で瑞々しいサウンドが繰り広げられる。
「I Was Raised In Babylon」「Cat And The Dog Trap」ほか自身のオリジナルに加えて、アメリカのスタンダード・ナンバー「Big Boss Man」「You Are My Sunshine」やエドガー・ウィンター「DyingTo Live」等カヴァーも収録。往年のキャット・スティーヴンス・ファンにとってもたまらない、力強い歌声と、ミュージシャンシップ溢れるパフォーマンスが印象的な作品に仕上がった。
発売・販売元 提供資料(2014/09/16)
Third album from the man formerly known as Cat Stevens, and his follow-up to 2009's Roadsinger. Recorded all over the world, from Los Angeles to Dubai, the album sees Islam returning to the early blues and R&B that inspired him as a young man, crafting a powerful and ruminative collection. The album features guest appearances from such greats as Richard Thompson, Charlie Musselwhite, Bonnie "Prince" Billy, and Tinariwen, and contains a number of cover versions including Edgar Winter's moving "Dying to Live." ~ John D. Buchanan|
Rovi
かつてキャット・スティーヴンスと呼ばれた男の5年ぶりとなる新作は、リチャード・トンプソンやチャーリー・マッスルホワイトらが参加した原点回帰志向の内容となった。ブルージーな空気が包むなかアラブの薫りがフッと過ぎていく点も聴き逃せず、ボニー“プリンス"ビリーとティナリウェンが参加した表題曲など、得も言われぬミステリアスな雰囲気を放っている。プロデュースはリック・ルービンが担当。流石の仕事だ。
bounce (C)桑原吏朗
タワーレコード(vol.373(2014年11月25日発行号)掲載)