ノラ・ジョーンズ&ジャック・ホワイト主演。架空のサウンドトラックというコンセプトは珍しくないが、ここまで本格的で壮大なものはそうそう無い。敬愛するエンニオ・モリコーネのスタジオにてヴィンテージ楽器とアナログ・テープを駆使し、マカロニ・ウェスタン・サウンドを再現。60~70年代当時のオーケストラ・メンバーも動員したこだわりにノラとジャックも賛同、ヴォーカル曲では哀愁とやるせなさを艶かしく表現している。
intoxicate (C)水上渉
タワーレコード(vol.92(2011年6月20日発行号)掲載)
スパークルホースやデヴィッド・リンチとのユニットによる『Dark Night Of The Soul』(2010年)が日本盤化されたばかりのデンジャー・マウス。今度は作曲家のダニエル・ルッピと組んで、イタリア映画音楽からインスパイアされたという新作を完成させた。レコーディングはローマで行い、全編にゴージャスなオーケストラをフィーチャー。優美なメロディーやコーラス・アレンジからは、イタリア映画音楽のマエストロ、エンニオ・モリコーネへのリスペクトが熱いほど伝わってくる。そのモリコーネ作品に欠かせない歌姫、エッダ・デル・オルソも参加して、主役(ヴォーカル)を務めるのはジャック・ホワイト&ノラ・ジョーンズという豪快さだ。そして、男と女の情念が絡み合う愛と復讐の物語が始まる。
bounce (C)村尾泰郎
タワーレコード(vol.332(2011年5月25日発行号)掲載)