| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 1996年06月18日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Dorian |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | DOR90233 |
| SKU | 053479023322 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:05:00
Music Hall, Troy Savings Bank, Troy, NY,etc

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ジョン・シューのバリトン他のメンバーによる、ハイドンのバリトン三重奏曲集。このアルバムには 6曲のバリトン三重奏曲が録音されています。ところが すべて長調で、ハイドン三重奏曲のなかでも 目立たないような作品を選んでいるところが 乙なところです。
最もユニークな作品は 第52番。第1楽章は レチタティーヴォで 楽器たちの語りが聞こえます!そして第3楽章は 交響曲第58番の『びっこのメヌエット」を転用しています。
バリトンのシューは、ハイドンの交響曲でも 地味な作品を選んで録音していたりと、かなりのハイドン研究をされている様。
ここでの演奏スタイルは、テンポを大きく崩すことのない、古典派らしい 作品の推進力を生かした 自然体の演奏が、とても気持ち良いです。
また スコアを尊重する姿勢が明確で、余計な主観(装飾など)を入れることの無い、潔癖な演奏です。
テンポのメリハリもある 模範的な音楽が聴けます。合奏の音は 他のディスクより 明らかにバリトンは共鳴して美しく、合奏の響きもとても綺麗です。
ちょっぴり地味な選曲なので、バリトン三重奏曲初心者には 躊躇しちゃいますが、2枚目、もしくはスコアを参照しながら聴かれるような方には、大いに推薦できるアルバムです。