ジャズ・ギター界の伝説、ジム・ホールと大御所ベーシスト、チャーリー・ヘイデンという、"デュオの名手"として名高い2人の共演盤。1990年、モントリオール・ジャズ・フェスティヴァルで、50年以上にも及ぶ交友において初めてとなったデュオ・パフォーマンスをライヴ・レコーディングした作品。 (C)RS
JMD(2014/08/16)
ジョン・コルトレーンの諸作など、前衛的な作品の数々を世に送り出した伝説のレーベル〈Impulse!〉が再始動!その第1弾となる本作は、2013年末に亡くなったジャズ・ギター界の伝説=ジム・ホールと、2014年7月11日に長い闘病の末、惜しまれながら亡くなった大御所ベーシスト=チャーリー・ヘイデンの奇跡の共演盤。ジャズ界において、後進にも絶大な影響を与えた巨星2人ですが、ともに〈デュオの名手〉として名高く(ジム・ホールはビル・エヴァンスをはじめ、ロン・カーター、パット・メセニーなど。チャーリー・ヘイデンはキース・ジャレットやハンク・ジョーンズ、そしてパット・メセニー等々)、その2人が完全に息の合ったデュオ・パフォーマンスを披露している名盤の登場です。1990年、モントリオール・ジャズ・フェスティヴァルで、50年以上にも及ぶ交友において初めてとなったデュオ・パフォーマンスをライヴ・レコーディングした作品です。2人と共演盤をリリースしたパット・メセニーも「私にとってのヒーローであり、大切なパートナーでもある2人が、こういう形で録音を残しているのに感激している」とコメントするなど、大きな話題となっています。
発売・販売元 提供資料(2014/08/14)
2013年、14年と相次いで亡くなったジム・ホールとチャーリー・ヘイデン。その両者が共演していた1990年モントリオール・ジャズ・フェスティバルでの音源が名門Impulse!から登場です。ジャズの一時代を創りながら、そこに留まらない普遍性を持った音こそが両者の共通点。確かにこの演奏からも、スウィングと同じようにフォーキーで温もり溢れる音の質感と音楽への深い愛情を感じます。失ったものはあまりにも大きいですが、この音楽がある限りは、きっと私たちはひとりぼっちではないはず。そして改めて、巨星に哀悼と、さよならと、永遠を捧げたいと思います。
intoxicate (C)平野望
タワーレコード(vol.112(2014年10月10日発行号)掲載)