アイスランドに拠点を移し、“記憶”をテーマに紡いだマルケタ・イルグロヴァの2ndアルバム
チェコ出身の女性シンガー・ソングライター、マルケタ・イルグロヴァ。17歳の時に、自身が世界的に知られていくストーリーそのままのような2007年公開映画『Once-ダブリンの街角で-』(ダブリンを舞台に、ストリートで出会った地元の男とチェコ系移民の女が音楽を通して心を通わせていくラブストーリー)に主演女優として起用され、図らずもそこで披露した歌唱「Falling Slowly」で第80回アカデミー賞歌曲賞を受賞。その後映画で共演したグレン・ハンサードと共にTheSwell Seasonというデュオで、アイルランドで人気を築きく。2011年初のソロ・アルバム『Anar』をリリース。オーガニックで内省的な音楽性でファンは多く、ジョニ・ミッチェルやケイト・ブッシュにも通じるような質感が魅力だ。The Swell Season、ソロ通してセールスは100万枚に及ぶ。
前作『Anar』はNYを拠点にして制作されたが、今作の制作から彼女はアイスランドに拠点を移していた。旅で訪れて魅了されたアイスランドに「いいスタジオが有る」と聞いてすぐに居を移し、そこで考えたこと、出会った人々から着想を得て今作は制作された。タイトル『Muna』はアイスランドの言葉でRememberを意味し、アルバム全編を通して“記憶”をテーマにしている。
イランの女性ヴォーカリストAida Shahghasemi、自身の妹Zuzi、アイルランドのバンドTheFramesからBob Bchnikをはじめ迎えたゲスト・ミュージシャンは27人にも上り、サウンドの多様性が楽しめるほか、重ねたヴォーカルが神聖な印象をもたらす。内省的でありながら、様々な経験を、そして街を経て見つめてきたことを、率直にオーディエンスに語りかけるような温もりにも満ちた作品だ。
発売・販売元 提供資料(2014/08/04)