京都市交響楽団首席クラリネット奏者も務める小谷口直子のデビューCD。音大入試などでも常連のクラリネット界の定番にして最難関エチュードであるウールの48の練習曲を世界初録音。 (C)RS
JMD(2014/08/23)
クラリネットの喜び、ここに極まる!
完成された技術力に加えて高い音楽性が求められ、クラリネットの最難関エチュードとして上級者の前に立ちはだかるウールの48の練習曲。ウィーン・フィルと親交が深く、その首席奏者達との協働によって創作された偉大なる作曲家の遺産の録音に挑んだのは、日本を代表するクラリネット奏者・小谷口直子。作曲家と同じ街に学び、ウィーンの風をすみずみまで吸収した小谷口が、作品とクラリネットを通じてあらゆる表現の可能性をパレットいっぱいに繰り広げる。待望の世界初録音にして小谷口のデビュー盤、堂々の登場。
<小谷口直子 Naoko KOTANIGUCHI (Klarinette)>
兵庫県出身。東京藝術大学音楽学部卒業。同大学大学院修士課程修了。
第12回日本木管コンクール・クラリネット部門第2位。第14回宝塚ベガ音楽コンクール・木管楽器部門第1位。『小澤征爾音楽塾オペラプロジェクト2002』参加。第71回日本音楽コンクール・クラリネット部門第1位、併せて増沢賞、E.ナ力ミチ賞受賞。新日本フィルハーモニー交響楽団と協演。『イデアル クラリネット アーベント2006』に出演。『2005国際クラリネットフェストin東京』に出演し、多くの海外プレーヤーから賛辞を受けた。『平成20~21年度 公共ホール音楽活性化事業登録アーティスト』に選出され、演奏会に加え各地の学校・施設などでアウトリーチ活動を行う。第25回〈東京の夏〉音楽祭『2009 日本の若き実力』にソリスト出演。東京オペラシティ・リサイタルシリーズ『B→C バッハからコンテンポラリーへ』では音楽誌各誌が絶賛した。その後、文化庁派遣芸術家在外研修員としてウィーン国立音楽大学に留学。ウィーン楽友協会ホールにてホール主催演奏会に出演。2011年「京都市芸術新人賞」、2012年「神戸市文化奨励賞」受賞。
現在、京都市交響楽団首席奏者。日本を代表するクラリネット奏者であり、その完璧なまでの高い技巧と美しい音色、豊かな音楽性は多くのファンを魅了している。
ALM RECORDS/コジマ録音
発売・販売元 提供資料(2014/08/04)