| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 1995年09月19日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Sony Classical Infinity Digital |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | QK68429 |
| SKU | 074646842928 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:01:00

※ショッピングカートおよび注文内容の確認画面にてフラゲのお届けになるかご確認ください。
※各種前払い決済をご利用の場合、フラゲは保証しておりません。
※フラゲは配送日時指定なしでご注文いただいた場合に限ります。
読み込み中にエラーが発生しました。
画面をリロードして、再読み込みしてください。

ハイドンの交響曲『受難』と『告別』の2曲が収録されています。
サミュエル・リトコフ指揮の バルチック室内管弦楽団。チェンバロは入っていません。旧ソ連系の指揮者と同様、ダ・カーポ後のメヌエットまで反復を遵守した 端正なスタイルの演奏が聴けます。
『受難』交響曲は、美しい音楽として 心に訴えてきます。メヌエットのトリオのオーボエのソロは、バックの弦楽合奏の中に埋まって、まるで弦楽器にスパイスをふりかけたようなスタイルです。温かにキリストの受難語りを聞くような音楽です。
告別交響曲は 第1楽章の焦燥感から 1曲目とまったく異なる空気を運んできます。そして第2主題は歌うように対照的に歌います。第2楽章は 温かな歌にしっかりと浸れます。メヌエットのトリオの刹那の幸福感も印象的です。そして終楽章、キビキビとしたPrestから、有名なAdagioに入るとのんびりとした雰囲気に変わります。渋い音色の独特のオーケストラの色で 何かを訴えるかのような音楽は ハイドンが求めた「告別」の様。
36分を優に超える『告別』交響曲を聴くと、旧ソ連の指揮者の系列の演奏と思うのですが、このCDには 録音の記録がありません。
とても味のある音楽です。今ではこのような演奏が聴けなくなっているように思えます。1970年代のバロック音楽をモダンオーケストラの室内アンサンブルで聴いていた頃知る方ならわかるスタイルです。