SUTEKHやKIT CLAYTONらと共にUSのクリック/ミニマル・シーンを牽引し、FORCE INC.やM_NUS、TRESORといった名門レーベルや自ら主宰するPERSONAから質の高いテクノを発表してきた才人・STEWART WALKERが、約7年ぶりとなるアルバムをリリース!!本作「IVORY TOWER BROADCAST」では、従来の四つ打ちから大幅にスタイルを変更し、ブレイクビーツ/ダウンテンポ主体のトラックメイクを展開、冒頭のM-1"Desola on Peak" では、もの悲しげなギターのアルペジオが哀感を漂わせる腰の据わったヒップホップ・ビートを、M-3"Passing Through"においては浮遊するシンセリフと飛び道具的なスクラッチノイズ、クリッキーなビートなどが絶妙なバランスで絡み合うエレクトロニカ、M-9"Caught In The Switches"では寄せては返すギターのレイヤーが心地良いチルアウト・チューンを披露するなど、これまでより間口の広がったサウンドは、テクノリスナーだけでなく、エレクトロニカ/インディーダンス・ファンまでアピールすること間違いなし!
発売・販売元 提供資料(2014/07/28)
90年代から活躍するヴェテラン・ミニマリスト、スチュワート・ウォーカーの実に7年ぶりとなるオリジナル・アルバムは、一時代を築いた自身の運営するペルソナ発ではなく、新興のムンド・レコーディングスからのリリース。さまざまな楽器(日本の琴も!)を用いて制作したというサウンドはテクノ一辺倒から間口が広がった印象で、エレクトロニカやインディー・ダンス方面の新たなリスナーにも受け入れられそう。
bounce (C)野村アリマサ
タワーレコード(vol.371(2014年9月25日発行号)掲載)