前作『イパネマの娘』が米国グラミー賞7部門にノミネートされたフルーティスト、藤井香織の7年ぶり(2014年時)となるソロ・アルバム。ピアニストの姉、裕子とのデュオで奏で上げるのは、恩師パウル・マイゼンの元で深く学んだロマン派の神髄。ニューヨークに拠点を移してからの、さらに磨かれた感性と卓越したテクニックが冴え渡る一枚。 (C)RS
JMD(2014/07/18)
今はニューヨークに拠点を移し活動の場を世界へと広げたフルーティスト藤井香織の、実に7年ぶりとなるソロ・アルバム。ピアニストの姉・裕子とのデュオが奏で上げるのは、恩師パウル・マイゼンの元で深く学んだロマン派の真髄。清純な空気から爛熟した官能の香り、そして豊かなリリシズムまでの幅広い表現パレットを駆使し、二人の音楽は自由に、空高くへと飛翔する。
<藤井香織(ふじいかおり)>
藤井香織は、安定した技巧と深い音楽性を兼ね備え、クラシックからクロスオーバーまであらゆるジャンルで世界的に高い評価を受けている。日本、アメリカ、ドイツ、中南米各国にて多くのコンサートを展開。都響・読響等の国内主要オーケストラや、エンニオ・モリコーネ、スタニスラフ・ブーニン、アルブレヒト・マイヤーをはじめとする国際的アーティストと多数共演、NHK、ZDF(ドイツ第2公共放送)をはじめ多くのテレビ・ラジオ番組への出演、さらには各地の国際音楽祭へのゲスト出演など活発な活動を展開している。
6枚目のCD『イパネマの娘』は、米国グラミー賞7部門にプリノミネートされた。
東京藝術大学卒業後、シュトゥットガルト国立音楽大学ソリスト・クラスを最優秀で卒業。フルートを三上明子、J.ゴールウェイ、W.シュルツ、A.ニコレ、P.マイゼン、J.C.ジェラールの各氏に師事。
「第7回日本木管コンクール」「第14回日本管打楽器コンクール」「第67回日本音楽コンクール」史上最年少第1位。「第44回マリア・カナルス国際コンクール」第2位、「第10回クーラウ国際コンクール・デュオ部門」では、姉の藤井裕子と共に第2位入賞。
<藤井裕子(ふじいゆうこ)>
東京藝術大学附属音楽高校を経て、東京藝術大学器楽科卒業。ピアノを神野明、堀江孝子、田村宏、ソルフェージュを茂木眞理子の各氏に師事。これまでに国内主要オーケストラ、モラヴィア弦楽四重奏団、ベルリンフィル首席オーボエ奏者アルブレヒト・マイヤーほか様々なアーティストと共演。藤井香織とは数々のステージで共演し、姉妹ならではの息の合った感覚と絶妙なアンサンブルが国内外で高く評価されている。
第10回クーラウ国際フルートコンクール・デュオ部門で藤井香織と共に第2位入賞。2003、2005年には、中南米10カ国にてコンサートツアーを行い、大成功をおさめる。
音色の多彩さと抜群のリズム感を持ち合わせ、深い人間性に裏付けられた温かい音楽作りができる室内楽ピアニストとして、古典からクロスオーバーに至る幅広いジャンルで活躍している。
ALM RECORDS/コジマ録音
発売・販売元 提供資料(2014/06/27)