ニルヴァーナのカート・コバーンがファンであることを公言し、世界中の音楽ファンから愛されるスコットランドが生んだ伝説のインディー・ポップバンド、ザ・ヴァセリンズが4年振りとなる待望の3rdアルバムをリリース!
2010年に1990年の解散以来、21年振りとなるオリジナル・アルバム『セックス・ウィズ・アン・エックス』を発表し話題をさらった彼等が、4年振りのニューアルバム『ヴィ・フォー・ヴァセリンズ』をリリース。本作は、モグワイが所有するキャッスル・オブ・ドゥーム・スタジオにてセルフ・プロデュースで制作され、ベル・アンド・セバスチャンのスティーヴィー・ジャクソン、ティーンエイジ・ファンクラブのフランシス・マクドナルド、スコット・パターソン(サンズ&ドーターズ)、マイケル・マクガフリン(1990s)などグラスゴーを拠点に活動する名立たるミュージシャン等が多数参加。ラモーンズにインスパイアされたという本作にはヴォーカルであるユージン・ケリーの「人々の耳にすぐ届く短いパンク・ロックソングを書きたい」という思いがギッシリと詰めこまれたポップ・ロックアルバム。
発売・販売元 提供資料(2014/06/25)
約20年ぶりに突如復活した際は一時的なリユニオンかと思われたが、2010年のアルバム発表以降、日本を含むツアーを続けて完全にシーンへ戻ってきたグラスゴーの伝説的なオルタナ・ロック・バンド。4年ぶりの新作も、引き続きベル&セバスチャンやティーンエイジ・ファンクラブなど地元の仲間からサポートを得て作られた。ハードめのギターに飄々とした歌のマッチングは相変わらずクールで、老成とは無縁のカッコ良さだ。
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タワーレコード(vol.371(2014年9月25日発行号)掲載)