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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2014年06月19日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 音楽之友社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784276215313 |
| ページ数 | 264+16 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
目次 : ◆序文 藤田由之
◆第一章 日本におけるオーケストラとその作品 楢崎洋子
一、近衛秀磨のベートーヴェン観:1927年~1934年
二、作曲コンクールから生まれた邦人作品:1935年~1945年
三、芥川也寸志・團伊玖磨・黛敏郎らの交響曲:1946年~1959年
四、交響曲から前衛的管弦楽曲へ:1960年以降
◆第二章 近衞秀麿の日本のオーケストラへの貢献 三枝まり
一、指揮者 近衞秀麿の誕生:山田耕筰に入門
二、欧米の名門オーケストラを指揮:フルトヴェングラーら巨匠との交流
三、日本における交響楽団の組織化と育成:新交響楽団を結成して
四、近衞秀麿の音楽理念:日本に遺されたもの
【コラム】近衛管弦楽団解散以降のこと 藤田由之
◆第三章 「近衛版」とは何か―改編を検証する 藤田由之
一、ベートーヴェンの交響曲
二、シューマンの交響曲
三、ブラームスの交響曲
四、ショパンの≪ピアノ協奏曲第二番≫
五、チャイコフスキーの≪交響曲「悲愴」≫
六、シベリウスの≪交響曲第二番≫
七、シューベルトの≪弦楽五重奏(D956)による「大交響曲 ハ長調」≫
◆第四章 近衞秀麿による≪越天楽≫―欧米に紹介した日本の音楽 三枝まり
一、管弦楽編曲誕生の背景
二、秀磨編曲≪越天楽≫の成立過程
三、欧米のオーケストラで演奏
四、近衛秀磨が創作したかった新しい日本の音楽
【附録】
年表
近衛秀麿が演奏した作品:近藤滋郎
近衛秀磨の演奏記録がない自作品:近藤滋郎
資料1 1923年に近衞秀麿が初渡欧したときに聴いた演奏会
資料2 1930年に近衞秀麿が渡欧したときに聴いた演奏会
資料3 著書目録
資料4 日本で初めてマーラーの管弦楽曲が演奏された時に使われた楽譜
日本のオーケストラ界、音楽界に多大な貢献をした指揮者、作曲家・近衞秀麿(1898-1973)。昨年の没後40年を機会に再評価されはじめた。これまでセンセーショナルな伝記的物語しか出ていなかったが、近衞版といわれる編集楽譜の解説を主に「音楽家」としての全貌を改めて把握しその軌跡と作品をまとめたもの。編者の藤田由之は近衞の身近にいた弟子で、ライブラリアンだった。

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