今作は、シンプルなあの60年代のクラシック・ロック的なサウンドと共に、彼らのデビュー作『アメリカン・ガール(原題: Tom Petty & The Heartbreakers)』やセカンド作『ユア・ゴナ・ゲット・イット!(原題: You're Gonna Get It!)』にも通じるサウンドを展開させる、現代のトム・ペティにしかなしえない至宝のロック・サウンドに満ちた作品だ。伝説となった今もなお精力的に活動を続け、ファンやミュージシャン、批評家たちから愛され続ける彼らが、原点とも言える純粋なロックンロールを現代に披露してくれる、その事実に、ただただ期待は募るばかりだ。
プロデュースは、トム・ペティと彼の長年のパートナーでありザ・ハートブレイカーズのギタリストでもあるマイク・キャンベル、そしてこちらも長年一緒に作品を手掛けてきたライアン・ユリエイトが担当、2011年8月からじっくりと時間をかけてレコーディングされてきた作品だ
発売・販売元 提供資料(2014/07/04)
Hypnotic Eye is the 13th studio album from Tom Petty and follows his 2010 release Mojo. Recorded sporadically over three years at the band's rehearsal space The Clubhouse, the album sees Petty return to the harder, rockier sound of his earlier output. ~ Rich Wilson|
Rovi
全米2位を記録した2010年作『Mojo』以来となる本アルバムは、引き続きライアン・ユリエイトとハートブレイカーズのマイク・キャンベル(ギター)のプロデュースによって作られました。ということで、今回も強烈に南部臭が漂うロックンロール盤! 肝はキャリア史上最高にダーティーなギター演奏でしょうか。ぶっきらぼうな歌唱もめちゃくちゃカッコ良く、ヴィンテージ人気に沸くインディー・ロック耳にもドンピシャ!
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.370(2014年8月25日発行号)掲載)